「学校に行かなければならない」って本当?
「学校に行かなければならない」という思い込みがあるから、「学校に行かないこと」は問題になる。
不登校が問題なのは、「学校に行かないこと」は問題だと誤解しているからだ。
問題は、問題だと思う人がいるから、問題になる。
問題だと思わなければ、問題ではなくなる。
そういうことって、案外多いんです。
いろんなお母さんに相談される。
「子どもが学校に行きたくないと言うので困る」
こんな相談が一番多い。
それで、こんな話をする。
「学校に行って死んでしまう子はいます。
でも、学校に行かなくて死んでしまう子はいませんよ」
お腹が痛くなるほど行きたくない場所へ無理に行かせることが、果たしてこの子にとってどれほど意味のあることなのだろうか。
答えは明らかですよね。
学校で学ぶこと。
集団で学ぶ、集団に学ぶ。
この意義は十分に理解しているつもりです。
でもね。
やはり思うのは「どうしても行きたくない!」、そんな場所ならば行かなくたっていいじゃないか、ってことなのです。
既存の「学校」でなくたって学ぶことはできます。
人生というフィールドは、すべてが学びの場であり、遊びの場。
ようは、自分でつかみに行けるか、学びに行けるか。
能動的に動けるかがポイントなんです。
ってことはね。
主体的に行動する場面をどれだけ作れるかが大切ってことになるでしょ?
「自分でどれだけやれるか」
「自分の足で何歩進めるか」
ポイントはその一点。
そういう経験って、嫌々行くような場所では味わえないよなって思うんです。
「学校に行かないことは悪いこと」
そういう思い込みを一度解除してみる。
ねえ、学校に行かないことは悪いこと?
ねえ、本当に?
何度も何度も問いかける。
自分に許可できたら、たぶん少しだけ優しい気持ちになれると思うんだ。
子育てに迷ったときに出逢いたい100の言葉
自分の心の制限を解除すると優しくなれる。