学級通信の第1号に何を書くのか。
学級通信はだれに向けて書くのか。
学級通信は児童や生徒に向けて書きますか?
それとも、保護者に向けて書きますか?
これはなかなか悩ましい問題です。
あまりにも子ども向けに書くと、とても幼く見えてしまいます。
僕は、子どもたちに向けて書いていました。
ただし、「保護者も読んでいる」ということを意識して、子どもたちに向けて書いていました。
日ごろ、子どもたちに伝えていることを、学級通信でも書くイメージです。
子どもたちと話をしているうちに、自然と言葉は生まれます。
教育者にとって、子どもたちとの対話は、自分の言葉を磨く絶好のチャンスです。
そこで生まれた言葉を、そのまま書けばいいのです。
人間って案外、人の話なんて聞いていないもの。
話したことをもう一度書いたところで違和感などありません。
別の話題を書こうとすると、学級通信は途端に重荷になります。
一度、話したことを書けばいいのです。
第1号は何を書けばいいのか。
では、学級開きの日に配る「第1号」は何を書けばいいでしょうか。
「第1号」だけは、話したことが書けません。
では、何を書けばいいでしょうか。
これはもうね、子どもたちと保護者へのコミットを書くのですね。
こんな問いかけを自分にしてみてください。
Q:このクラスが終わったとき、どんなクラスになっていたら最高ですか?
Q:そのためにあなたは何をしますか?
それを書くのです。
僕の場合は、こんなことを書きました。
毎年毎年、同じことを書いてきました。
・全員が主人公であること。
・全員にとって居心地のいい安心安全な場を作ってほしいということ。
・いじめは絶対に許さない、ということ。
まとめ
・子どもたちに向けて書くけれど、保護者が読んでいることも意識する。
・第1号は、子どもと保護者へのコミットを書く。
・自分に問いかける。