何を優先して仕事をしますか?

学校の先生の仕事 教員採用試験

何を優先して仕事をしていくか。

「その仕事は子どものためになるか」

これが価値判断の基準です。

 

学校現場で仕事をしてると感じることがある。

子どものためにやってんのか、大人のためにやってんのかわかんないな〜ってこと、けっこうある。

 

 

子どものためにならないならば、僕は断固として異議を唱えてきました。

そして、その異議はことごとく通してきました。

なぜ、会議で意見が通るかといえば、簡単な話です。

それが真理であり、本質だから。

 

 

ぐうの音も出ない。

校長だろうが、教育委員会だろうが、関係なかったんです。

 

 

「それ、大人の都合でしょ?」

「子どものこと、考えてないでしょ?」

「ここは何?教育機関なの?」

 

 

それをワガママだと言う人もいる。

組織なんだからとか陰口を叩く者もいる。

 

 

 

でも、間違えてはいけない。

これ、大事なことなのだ。

 

「その仕事は子どものためになるか」

 

その価値判断の基準を置いてきぼりにして、組織の保身に走ったら、どうなると思う?

子どもの心が離れるんだよ。

 

面倒臭いことを愚直にやるんだよ

若い先生がこんなことを言う。

「それ、やる意味あるんですか?」

そこには「面倒臭い」って気持ちがありありと見えたんだ。

 

 

 

意味があるかないかなんて、やってみなけりゃわからない。

そんなセリフは10年やってから吐いてみな。

ペーペーのうちは、まずやってみろって。

やってみて、意味があるかないかなんて考えろってって話なわけ。

 

 

そもそも、意味があるとかメリットがあるとか効率がいいとか、そういうことじゃないんだよね。

 

面倒くさかろうがなんだろうが、それが子どもたちのためになるならやるんだよ。

逆にね、組織や大人を守るための仕事は全捨てなんだよ。

 

 

 

子どもたちはね、そういうのちゃ〜んとわかってんの。

見透かされてんだよ。

「学校の先生なんてこんな程度でしょ?」って子どもたちに見透かされる。

 

 

だから、信頼されないんだ。

だから、子どもに蔑まされるんだ。

 

 

簡単な話だよ。

相手のことを大切にしてるかって話なわけ。

人間関係は鏡だから。

大切にしないと大切にされないの。

 

ハッピーな先生になるためのステップ

仕事の基準は「子どものためになるか?」で考える。

 

くればやし ひろあき

・株式会社ミナクル組織研究所 代表取締役

・フォロワー10万人の教育系TikTokクリエイター「くれちゃん先生」としても活躍中。人間関係や教育についての動画を配信

・1978年、愛知県生まれ。16年間公立中学校の教員として3,000人以上の子どもたちを指導。名古屋市内で最も荒れた中学校で生徒指導の責任者を務め、その後、文部科学省から上海に派遣され、当時世界最大の日本人学校であった上海日本人学校の生徒指導部長を務める。

・互いの「ものの見方や感じ方の違い」を理解し合うことで、他者に寛容な社会を実現したいと願うようになり、2017年独立。

・独立後は、教員時代の経験を活かし、全国の幼稚園や保育園、学校などで保護者向け講演や教職員研修を行う。2018年・2019年には、100人のボランティアスタッフを束ね『子育て万博』を主催。今年10月にパリコレクションのキッズ部門を日本に誘致して開催された『Japan Kids Fashion Week2021』において、全体計画及びキッズモデル・ボランティアスタッフ総勢150名のマネジメントを担当。

・2020年11月、「スタッフみんなが、明日も生き生きと来る!」を理念に、株式会社ミナクル組織研究所を設立。経営者、教職員、スポーツ指導者など、組織のトップや人を指導する立場の人たちから依頼を受け、人間関係づくりやチームづくりに関する講演や企業研修、教職員研修を行っている。経済産業省の事業再構築事業として人材分析システムを開発中。