僕らはまだ何も知らない
東南アジアは物価が安いなんて聞く。
でも、これまで中国はもちろんのこと、東南アジアだけでも香港、マカオ、インネシア、マレーシア、タイ、シンガポールと旅してきた。
んで、思うのは、あんまり物価が安いなぁ…とは感じなかったことだ。
もちろん、現地のローカルレストランで食べれば安い。
ただ、ローカルなレストランって、旅慣れた人間じゃないと入りにくいようなお店だったりする。
ハエがぶ〜ん、みたいなね。
日本のクオリティーの生活をしようと思うと、お金がかかる。
ユニクロも無印もイオンもファミマも、海外じゃそこら中で見かけるんだけど。
同じ質を求めると、高額になる。
だから、物価が安いってなかなか実感がわかない。
そんなことより、日本のコンビニの値段の方がすごいと思う。
だって、おにぎり100円とかで売ってるじゃん?
考えてもみて。
田んぼで米作って、収穫して、そのお米を炊いておにぎりを握って、ラッピングして、トラックで運んで、コンビニに並べて…。
これだけの手間暇をかけて、100円で売るって大丈夫なのか、って心配になる。
質まで考えると、日本の方が物価安くねえか?って思うわけ。
消費者の考え方が「安ければ安いほどいい」ってなると、循環するお金が減る。
入ってくるお金が少ないから心理としては、みんなが貯め込もうと貯金に走る。
どんどん河川に流れる水が減っていくわけ。
でも、そうすることで円の価値が下がれば、貯金の価値も下がっていくわけ。
そういうことを肌で感じるとね、
「あ〜っ、もっとお金の勉強しなきゃな」って思えてくる。
で、収入的には少ないで東南アジアの人たちの明るいこと。
幸せそうなこと。
道端を歩いていて、幸せそうな人と遭遇することって、
日本じゃなかなかない。
その点、アジアを旅すると、どこへ行っても、みんな幸せそうだ。
いったい全体これはどういうことだろう?