どんな子育てをしたら、いい子が育ちますか?
意図した通りに子供を育てたい
設計図があって、それ通りに作るのが工業製品。
同じものをどんどん生産していきます。
規定から逸脱するものを不良品と呼び、
不具合が見つかれば障害があると排除します。
意図通りにいかないことにいら立ちながら、製作者は品質向上に努めます。
学校がそういう場所であってはならない。
そう考えています。
でもね、それって学校だけの話なのかな?って思うわけです。
こんなことって、家庭だってあると思うの。
「こんな子に育ってほしい」
「こんな大人になってほしい」
そんな思いってだれにでもあるよね。
勉強はできてほしいしさ。
運動もできてほしいしさ。
友達だっていっぱいいてほしいしさ。
学校には毎日楽しそうに行ってほしいし。
明るい子でいてほしいじゃん。
なんか、そういうのってあるでしょ?
「理想の子供像」っていうの?
やっぱあるじゃん?
でもさ〜、僕らの目の前にいるのは、工業製品じゃないんだよな。
生き物なんだよ。
生き物ってのはさ、農作物であれ、養殖の魚であれ、意図した通りには育たないわけさ。
まず、知っておいてほしいのは、意図した通りには育たないってことね。
親の思い通りになんか行くわけないじゃん?
行くわけないことに思い悩むのって、意味なくない?
それこそ、答えのない問いだよ。
子どもなんて思った通りに育たないの!
覚えておいてね。
自分の花を咲かせる
大切なのは、ひとりひとりの子供がね。自分の花を咲かせることなのよ。
アサガオの種を蒔いたら、朝顔が咲くよ。
ひまわりの種を蒔いたら、ひまわりが咲くよ。
あったりまえじゃん!
で、朝顔とひまわり、どっちが優れてるとか、どっちが偉いとか、ある?
ねえ、ある?
比べることに意味なんてないんだよ。
その子がその子の人生をまっすぐ生きてりゃ、それでよくないかい?
ダメなの?
ねえ、ダメなの?
ひまわりもアサガオも夏の花。
「夏といえばひまわり!」って感じだけどね。
アサガオって夏なんだけど、秋まで咲くんだって。
長く長く咲くんだよ。
どちらが優れているとか、そんなのないよな。
意図した通りには育たないから。
その子が育ちたいように育つんだからさ。
子育てに迷ったときに出逢いたい100の言葉
大人が意図した通りに子どもは育たない。