あなたの仕事は、全部が身となり種となる♪


僕は動画の編集が好きなんですね。

昔、赴任した中学校の文化祭が、全学級がクラス動画を発表するってのがありましてね。

 

 

何と全担任がムービーメーカーをサクサク使いこなす、動画職人とかしてました。

そのときの経験で、その後も転出生のお別れ会やら、卒業式やら、合唱コン前やら、もうとにかく動画を作ってまして。

 

 

気がつけば、今やセミナー講師さんの動画編集のお手伝いをするようになりました。

2時間ぐらいの動画を編集しようと思うと、パソコンもずいぶんハイスペックになります。

 

 

今のMacBook Proは、Apple Storeに行きましてね。

「へい、マスター。この店で一番高いマックちょうだい♡」

と言ってやりましたよ。

 

 

そんなわけで、「学校の先生」の技術は、校外でも生かされるわけです。

 

 

講師業も「学校の先生」の技術が存分に生かされております。

そりゃそうです。

こちとら年間何百時間も授業やら学活やらやってきたのです。

 

 

お金を払ってやる気満々でやってくる講座受講者じゃございません。

やる気100%からやる気マイナス100%まで、いろんな子どもたちの前で授業をしているのです。

 

 

講座がうまいのは当たり前です。

わかりやすいのは当たり前です。

 

 

講演会だって堂々としています。

100人や200人で、動じるわけがありません。

 

 

そりゃそうです。

1500人の前でマイクを握っていたのです。

 

 

それからね、こうして毎日ブログやメルマガを書き続けています。

これだって、「学校の先生」のときの経験が生かされています。

 

 

僕は能力の低い生徒指導主事です。

やんちゃ坊主を力づくで押さえつけられるような腕力はございません。

 

 

小柄で華奢で色白です。

そんな私が、何をしたか。

 

 

全職員から校内での出来事の話を聞き、それをパソコンで毎日まとめました。

毎日です。

毎日書き続けたのです。

 

 

ほら、だから別に今、毎日書いていたって普通なんです。

イベントオーガナイザーとしてイベントを企画することは、文化祭の企画と変わりません。

旅行の企画は修学旅行の細案を山ほど作ってきましたし。

 

 

「学校の先生」は「世間知らず」だとか「先生を辞めたら何もできない」とか、おっしゃいますけどね。

それは違います。

 

 

何もできないヤツも、確かにいるでしょう。

ただ、そういうヤツは、学校内でも「何もできないヤツ」です。

 

 

「学校の先生」は便利屋です。

何でもやらされます。

健康管理に心のケア、授業もやって、企画も作って、お金の取り立てもして、会計簿つけて…。

クレーム処理も、書類作りも、全部やるんです。

 

 

多岐に渡りすぎます。

でもね、仕事を辞めて気がつきました。

 

 

あれもこれもやってきたから、今、あれもこれも仕事になるんですよ。

そういう意味じゃね、もし「学校現場」が辛くて仕方がないなら、いくらでも「生き方・働き方」は選べるってことだけは覚えておいてください。

 

 

徹夜して動画作って、2時間ほど仮眠してブログ書いてメルマガ配信して。

PCが動画を書き出している間に、イベントの打ち合わせや連続講座の集客活動をして。

税務署行って相談して、投資の師匠とおしゃべりし。

夜はまた仕事に明け暮れて、もう深夜。

 

 

よく働くね。

でも、ストレスはゼロ。

だって、好きな仕事しかしてないもん。

好きな人としか付き合わないもん。

 

 

そういう人生も選べるんだから。

くれぐれもあと数日。

心と身体を壊さないように。

 

 

僕はそれを願うばかりです。

子どもと関わる人が不幸では、ハッピーな未来は来ないからね。

 

くればやし ひろあき

・株式会社ミナクル組織研究所 代表取締役

・フォロワー10万人の教育系TikTokクリエイター「くれちゃん先生」としても活躍中。人間関係や教育についての動画を配信

・1978年、愛知県生まれ。16年間公立中学校の教員として3,000人以上の子どもたちを指導。名古屋市内で最も荒れた中学校で生徒指導の責任者を務め、その後、文部科学省から上海に派遣され、当時世界最大の日本人学校であった上海日本人学校の生徒指導部長を務める。

・互いの「ものの見方や感じ方の違い」を理解し合うことで、他者に寛容な社会を実現したいと願うようになり、2017年独立。

・独立後は、教員時代の経験を活かし、全国の幼稚園や保育園、学校などで保護者向け講演や教職員研修を行う。2018年・2019年には、100人のボランティアスタッフを束ね『子育て万博』を主催。今年10月にパリコレクションのキッズ部門を日本に誘致して開催された『Japan Kids Fashion Week2021』において、全体計画及びキッズモデル・ボランティアスタッフ総勢150名のマネジメントを担当。

・2020年11月、「スタッフみんなが、明日も生き生きと来る!」を理念に、株式会社ミナクル組織研究所を設立。経営者、教職員、スポーツ指導者など、組織のトップや人を指導する立場の人たちから依頼を受け、人間関係づくりやチームづくりに関する講演や企業研修、教職員研修を行っている。経済産業省の事業再構築事業として人材分析システムを開発中。