人生を豊かにするお金の話

今年は本当にお金と向き合う1年でした。
仕事を辞め、貯金がどんどん減っていくんです。
それは、なかなか心をかきむしられるような経験でした。
まあ、夫婦揃ってあれだけ海外に出かけ、東京やら大阪に毎月出かければ、交通費や宿泊費だけでも相当なものになります。
僕は今年、19本の飛行機に乗りました。
ワンワールドのサファイアステータスが欲しかったのがその理由です。
僕の中では自己投資です。
ちなみに国際線は14本で、ビジネスクラスに乗ったのは6本…。
そんなことをしていれば、お金なんてどんどんなくなります。
「学び」にもお金をたくさん使いました。
それはもうね、妻も僕も鼻血が出そうなほど使いました。
我が家のキャンピングカーはなかなかの金食い虫でして。
高速道路の料金も高いですし、保険も高い…。
燃費は悪いし、故障もするしね。
ついでに、子どもも3人いて、これまた金食い虫でございます。
いや、ピンチの連続でした。(笑)
「預金残高スレスレじゃん!」みたいなことが何度もありました。
そんな僕に、ミヒロさんからのオファー。
今年の夏、沖縄で開催された『しつもんカンファレンス』。
僕はスピーカーとして登壇しました。
なんとテーマは「お金」。
「豊かさとは?」「お金とは?」という話をしました。
もう胃が痛くて痛くて。
懇親会では何も食べられない状態に。
だって、お金のない僕が、お金の話なんてしていいの!って感じです。
『魔法の質問』の方々なんて、お金持ってそうな方ばかりだし。
なんか「俺なんて…」って気持ちになっちゃったんですよね。
働かなければお金は増えないし、使ったらお金はなくなります。
当たり前じゃ!!
が、やはり人生は万事塞翁が馬ですね。
これまで蒔いてきた種が、少しずつ実ってきた感じです。
そう、秋ごろからでしょうか。
少しずつ、様相が変わってきました。
ビジネスが動き出し、また「働きに出していたお金さんたち」がきちんと結果を出すようになってきたんです。
手元の銀行口座のお金は、どんどんなくなっていきます。
そんなことは、仕事を辞めるときからわかっていました。
だから、準備をしておいたのです。
「お金」に働いてもらっていました。
つまり、投資です。
自己投資と同じように、投資もしっかり行ってきました。
「1本の収入の柱を太くするのではなく、1本1本は細くてもいいから複数の収入の柱を持ちなさい」
そうメンターから教わった僕は、贅沢することなくコツコツと「お金さん」の働き口を探していきました。
種は蒔かなければ花は咲かず、実もつけません。
宝くじがあたった人のほとんどは破産するといいます。
いっとき手に入れた大金で、生活を乱し、後戻りできなくなるのです。
体験にお金を使い、人と出会うことにお金を使ってきた僕ら夫婦は、お金の使い方もすべて「種蒔き」を意識してきました。
贅沢することなく、そのお金をすべて「種を蒔くこと」に使ってきたのです。
心についても学んできた僕ですが、お金についてもたくさん学んできました。
ライフスタイルを変えたければ、お金についての考え方も変える必要があります。
「仕事が辛いけれど、家族がいるから辞められません」と相談に来られる方がいます。
それは違います。
家族がいるから仕事を辞められないんじゃないのです。
他に収入の柱を作ってこなかったから、仕事を辞められないのです。
まず学ぶことです。
とにかく学ぶことです。
それはすべて「未来」への種蒔きです。
公務員の定年が65歳に引き上げられます。
きっと年金だって70歳にならないともらえなくなるのでしょう。
つまり、そこまで働き続けなきゃならないんです。
たしかに人生100年の時代になりました。
でも、健康的に生きられる寿命って何歳なんだろう?
旅行にも行けて、遊びもバンバンできる年齢って何歳ぐらいまでなんだろう?
どう生きるか。
どう働くか。
それを考えたとき、「お金の問題」は切実です。
だから、種を蒔きましょう。
蒔かねば花は咲かないのですから。
魔法の質問
どんな種を蒔きましたか?
