お金より大切なのは時間です。

高級ホテルの柔らかなベッドで眠るよりも、
僕は子どもたちに囲まれて眠る方が好きだ。
一人でビジネスクラスの飛行機に乗ってみたけれど、
家族とともに旅をすることの方が好きだ。
どれだけたくさんのお金を手に入れたら、
豊かだって言えるのだろう?
TIME is MONEY!!
僕にはお金はないけれど、
時間は山ほどある。
時間とお金は等価だ。
いや、むしろ、時間の方が価値が高いと思っている。
お金は増やすことができるが、
時間は確実に減っていく。
僕に残された時間。
あなたに残された時間。
その残高がどれくらいあるのか、
わからないけれど。
今日だって確実に、
僕らの時間残高は減っていっているのだ。
義父は校長先生まで勤め上げた人だった。
校長ともなれば、再就職先として、
いろんなところから声がかかる。
様々な誘いを断り、
悠々自適な暮らしを選んだ。
定年から3ヶ月後、
義父は帰らぬ人となった。
「いつか、いつか」と先延ばしにしていることはないだろうか?
僕らは「いつか(someday)」という言葉をよく口にする。
だが、Sunday、Monday、Tuesday…、Saturday。
どれだけ探したって、僕らのカレンダーにはsomedayはないのだ。
…って、ひすいさんの本に書いてあった。
「いつか、いつか」と言ってる間に、
僕らはどんどん歳を取る。
来年も健康である保証なんてない。
時間ほど価値のあるものはないのだ。
時期を選ぶと旅は安い
先日、海外の離島に3ヶ月行くツアーを見つけた。
「行きたいなぁ」と思った。
3ヶ月、日本を離れる。
普通にお勤めの人には絶対に不可能な時間だ。
だが、幸いにも僕には時間がある。
少なくとも選択肢の一つに入れることができたわけだ。
この「選択肢」に入れることができるってのは、
「豊かだな」って思うんだ。
先日乗ったビジネスクラスの飛行機だって、
実は驚くような値段ではない。
旅行に誰も行かない時期の飛行機を、
わざわざ選んだのだ。
「学校の先生時代」は最も航空運賃の高い
夏休み、冬休み、春休みしか
旅行に出かけることができなかった。
今は時間がある。
「一番安い時期」を狙って
「一番安い航路」で、
フライトすることができるのだ。
いただけるお給料は減ったけれど、
出ていくお金を減らすことができるのだ。
考えてみると、
それはごくごく当たり前の話なのだけれど。
人が働く時期に遊び、
人が遊ぶ時期に働く。
ただ、そういう人生を選ぶだけで、
実は出費が抑えられたりする。
結局、何を選ぶかということなのだ。
この人生を選んでいるのは、自分なのだ。
先日、「保育料が高く、パートで働いたお金が全て保育料で消えていく」というコメントを読んだ。
「だから、日本はおかしい!」と憤っていた。
(なんだか不思議な話だなぁ…)と思いながら、読んでいた。
どうして保育園に預けるんだろう?
外に出ていく機会を作るなら、仕事でなくてもいいはずなのだ。
社会貢献をしたいのなら、子どもを連れてボランティアサークルに行ってみるという手もある。
お金を稼ぐだけなら。在宅でできるお仕事だっていくらでもある。
わざわざ子どもを預け、仕事に出かけ、その収入で、子どもを預けるお金を支払う。
とっても不思議な行動なのだ。
だが、それを選んでいるのは彼女だし、僕は否定も肯定もしない。
不思議だなぁと思うのは、「だから、日本はおかしい!」と怒っていることだった。
「だから、日本はおかしい!」と思っているうちは、この人生は何も変わらない。
「保育料が高く、パートで働いたお金が全て保育料で消えていく人生」を選んでいるのは自分だということに気がついた瞬間、人生は動き出すのだ。
問題は「日本」ではなく「自分自身の選択」なのだと僕は思う。
どんな選択肢をもち、どんな選択をするか。
その質で、人生って決まるんだ。
豊かさとは選択肢をもてるということ
「豊かさ」とは選択肢をもてることだと考えている。
「お金」も必要。
「時間」も必要。
「健康」も必要。
高級ホテルもビジネスクラスも選べる。
でも、それは「豊か」かもしれないけれど、「幸せ」かどうかなんてわからないんだ。
僕にとっての幸せは、家族とともに過ごす時間。
どんな高級レストランよりも、家族団欒で囲む妻の手料理には敵わない。
どんな高級ホテルよりも、雑魚寝で子どもたちが次々に僕の上を通過していく寝室には敵わない。
「豊かである」ということと「幸せである」ということは、イコールではないと思う。
「幸せ」ってのは、今あるもの中から見つけることなんだろうな。
僕ね、この2週間、ずっと旅を続けてきた。
うらやましく思った人もいるかもしれない。
でもでも、当の本人はさっさと帰りたかったのだ。
旅をして気づいたのは、「僕にとって大切なのは家族だ」ということ。
どれだけ美味しいものを食べたって、「美味しいね♡」って言い合える相手がいなかったら、つまんね〜よ。
僕はそう思った。
家族と離れて暮らしたから、家族と過ごす喜びを、より深く感じることができたんだと思う。
「あるもの」に目を向けるのは難しい。
人はいつだって、失って初めて、大切なものに気がつくから。
創造的な人生を生きるためのしつもん
「豊かさ」って何ですか?「幸せ」って何ですか?
