生産性のあるあなたへ

学級経営

自民党の杉田水脈衆議員が、

性的少数者(LGBTなど)を

「生産性がない」と主張したことが問題になっている。

 

 

世間は一気に問題視して、

メディアはこぞって攻撃する。

 

 

LGBTの人に対して、

「生産性がなんて言うのは許せない!」という論調だ。

 

 

でも、僕は全然別のことを考えている。

 

 

「生産性って

 なんやねん!」

 

怒るポイント、そっちじゃね〜の?

むしろ、怒っていいのはお母さんだよ。

 

 

「ウチの子は生産されたもんなのか?」

 

そこ、マジで怒っていいポイントだと思うわ。

 

 

子どもを産むことは、「生産」ではないのだよ。 

身に宿し、十月十日育んで、この子をこの世に産み落とすのだ。

子どもは工業生産じゃないぞ!

 

 

 

育んでんだよ!

 

 

命を育むってのは、

そんな軽いもんじゃないぞ!

 

 

性的少数派に対して失礼とか、

子どもを産むことができない女性に対して失礼とか、

 

そういうレベルじゃないんよ。

 

 

命に対して失礼なんだよ!

 

 

お母さんは子どもを生産してんのか?

学校は生産した子どもを加工してんのか?

 

 

じゃあ、俺は工場長みたいなもんか?

なんて考えるとさ、国が主導する教育や子育ての施作なんて、「そんなもんだよね」って思っちゃうよ。

 

 

ま〜、彼らにとっては国民って、税金を運んできてくれる人なわけでしょ。

子ども産まないと、あの人たち的には生産性がないよね。

 

 

子ども産んで税金運んできてくれないと困っちゃうもんね。

つまりさ、水脈さん、本音、語っちゃったんだな。

問題はそこだよね。

 

 

子どものこと、子育てのこと、そういう認識のうちはさ、政治に教育や子育てのこと、期待するのも難しいんだろうなぁ。

くればやし ひろあき

・株式会社ミナクル組織研究所 代表取締役

・フォロワー10万人の教育系TikTokクリエイター「くれちゃん先生」としても活躍中。人間関係や教育についての動画を配信

・1978年、愛知県生まれ。16年間公立中学校の教員として3,000人以上の子どもたちを指導。名古屋市内で最も荒れた中学校で生徒指導の責任者を務め、その後、文部科学省から上海に派遣され、当時世界最大の日本人学校であった上海日本人学校の生徒指導部長を務める。

・互いの「ものの見方や感じ方の違い」を理解し合うことで、他者に寛容な社会を実現したいと願うようになり、2017年独立。

・独立後は、教員時代の経験を活かし、全国の幼稚園や保育園、学校などで保護者向け講演や教職員研修を行う。2018年・2019年には、100人のボランティアスタッフを束ね『子育て万博』を主催。今年10月にパリコレクションのキッズ部門を日本に誘致して開催された『Japan Kids Fashion Week2021』において、全体計画及びキッズモデル・ボランティアスタッフ総勢150名のマネジメントを担当。

・2020年11月、「スタッフみんなが、明日も生き生きと来る!」を理念に、株式会社ミナクル組織研究所を設立。経営者、教職員、スポーツ指導者など、組織のトップや人を指導する立場の人たちから依頼を受け、人間関係づくりやチームづくりに関する講演や企業研修、教職員研修を行っている。経済産業省の事業再構築事業として人材分析システムを開発中。