素晴らしい旦那様になる魔法の質問


妻が何か話しかけてくる。

そんなとき、内容なんてどうでもいいのだ。

ニコニコとその話に耳を傾ける。

 

 

「なるほどなぁ」

「そっかー」

「ふんふん、それで?」

「へ〜っ、面白い」

とにかく、相槌を打ち続けるのだ。

 

 

そして、「いいね〜」だ。

とりあえず「いいね〜〜」だ。

 

 

いいかい?

「いいね」と思わないことも「いいね」だ。

これ、ポイントだ。

 

 

「どう思う?」なんて聞かれたときも、「いいね」だ。

馬鹿正直に「どう思うか」を言ってはいけない。

「いいね、うん、いいと思うよ」が正解だ。

 

 

じゃあ、絶対「いいね!」って思えない事態に出会ったらどうするのか。

 

 

「ねえ、消費者金融でお金を借りてきて、パ〜〜っと使っちゃおうと思うんだよね」

 

 

こんなとき、どうすればいいのか。

怒っちゃダメ!怒っちゃダメ!

 

 

「いいね〜〜」である。

そして…、

「そのためには返済計画を作らないとね」

と伝えるのだ。

 

 

「ねえ、消費者金融でお金を借りてきて、パ〜〜っと使っちゃおうと思うんだよね」

「いいね〜。そのためには返済計画を作らないとね」

「えっ?返済計画?」

「借りたら、返すと思うんだけど、どう思う?」

「えっ…、うん、そんな借り方ダメだね…」

 

 

あと、いいかい?

男子よ、「でも」は禁止な!

否定しない。

「いいね〜〜!でも、お金返せないじゃん」はダメね。

正論は禁止。

女子に正論は禁止なの。

 

 

とにかく女子は共感されたいの。

わかってもらいたいの。

 

 

男の正論は女子を傷つけるの♡

だから、とにかく「いいね」「そうだね」なんだな。

勝負はそのあとさ。

結論を急ぎなさんな。

 

 

あとね、女子の「どうしよう?」は要注意ね。

「あの高級ブランドバックが欲しいんだけど、どうしよう?」

 

女って怖いよね。

あれはさ、「買ってあげようか」を引き出す常套句なわけ。

「どうしよう?」はさ、相手の譲歩を引き出すわけよ。

 

 

いい?

ここでアドバイスなんかしちゃダメよ。

ここでアドバイスをするとね、「でも」とか「だって」って言い出すから。

 

「でも、できないもん♡」

「だって、嫌なんだもん♡」

 

 

だからね、アタシ、こう尋ねるのよ。

「どうしよう?」って聞かれたらね、「どうしたいの?」って尋ね返すの。

 

 

「あの高級ブランドバックが欲しいんだけど、どうしよう?」

「いいね〜。それで、どうしたいの?」

「えっ…」

「どうしたいの?」

「欲しい…かな」

「いいね〜。手に入れるためにできることは何だろう?」

「えっ…」

「何ができそう?」

「か…買う?」

「いいね〜〜。買うためにできることは何?」

「は…働いてお金を手にいれて…」

「いいね〜〜。じゃあ、どんな仕事をしてみたい?」

 

 

そう。

女性と付き合うとき、アドバイスはいらない。

欲しいのは「共感」だからさ♡

くればやし ひろあき

・株式会社ミナクル組織研究所 代表取締役

・フォロワー10万人の教育系TikTokクリエイター「くれちゃん先生」としても活躍中。人間関係や教育についての動画を配信

・1978年、愛知県生まれ。16年間公立中学校の教員として3,000人以上の子どもたちを指導。名古屋市内で最も荒れた中学校で生徒指導の責任者を務め、その後、文部科学省から上海に派遣され、当時世界最大の日本人学校であった上海日本人学校の生徒指導部長を務める。

・互いの「ものの見方や感じ方の違い」を理解し合うことで、他者に寛容な社会を実現したいと願うようになり、2017年独立。

・独立後は、教員時代の経験を活かし、全国の幼稚園や保育園、学校などで保護者向け講演や教職員研修を行う。2018年・2019年には、100人のボランティアスタッフを束ね『子育て万博』を主催。今年10月にパリコレクションのキッズ部門を日本に誘致して開催された『Japan Kids Fashion Week2021』において、全体計画及びキッズモデル・ボランティアスタッフ総勢150名のマネジメントを担当。

・2020年11月、「スタッフみんなが、明日も生き生きと来る!」を理念に、株式会社ミナクル組織研究所を設立。経営者、教職員、スポーツ指導者など、組織のトップや人を指導する立場の人たちから依頼を受け、人間関係づくりやチームづくりに関する講演や企業研修、教職員研修を行っている。経済産業省の事業再構築事業として人材分析システムを開発中。