世界最小コミュニティーをハッピーにする。

子どもの話をするとき、
「やれ学校はどうだ」
「やれ教育がどうだ」と、
やたらうるさい。
僕は学校現場で16年間、
思春期の子どもたちとずっと接してきた。
その数、3000人以上だ。
そして、そのほとんどを「生徒指導」として過ごしてきた。
そりゃもうね、いろんな問題にぶち当たったよ。
不良少年、不良少女との交流。
不登校の子どもたち。
外国籍の子どもたち。
児童虐待の問題。
発達に凸凹のある子どもたち。
もうね、山のように出会ってきたの。
教育について、
子育てについて、
訳知り顔で書いてるブログを目にするたびに、
「で、お前、何人の子どもと出会ってきたの?」
って思っちゃう性格の悪い僕がいるわけです。
で、そんな僕の結論は、
ほっといたって大人になる!
ってことなのね。
僕がお願いすることはただ一つ。
「余分なことはしないでください」
なのだ。
必要としていることを、
必要としている分だけ届ければいいから。
親が「あ〜だ、こ〜だ」言って、
先回りして成長の機会を奪いなさんなよ、と。
失敗させてあげなよ、と。
子どもの心配してる暇があったら、
自分の人生の心配をしろよ、と。
まあ、そう思うわけであります。
家庭ってね、
子どもの生活のプラットフォームなのです。
言っておきますが、
学校なんぞ、
せいぜい年間200日です。
7時に家を出て19時に帰ってきたとしても、
1日の半分です。
つまり学校にいる時間なんて、
30%ぐらいなんです。
地球に例えると、
陸地の面積が「学校」で
海の面積が「家庭」です。
ほとんど家庭なんです。
学校の影響が大きいと言い、
なんでもかんでも「学校の先生」のせいにしようとしますがね。
そんなもん、
家庭の影響の方が大きいに決まってるじゃん!
アホじゃね?
小学校に上がる前なんて、
ほぼほぼ家庭の影響で、
子どもは創られています。
小学校に入っても、
その影響の方が大きいです。
だって、家庭の割合が大きいんだもん。
で、中学生になる。
そりゃ、家庭環境が重要です。
しかも、お前の子のほとんどは、
お前のD.N.A.でできてんだよ。
「なんでウチの子、こうなんですか?」って?
そりゃ、あなたとパートナーのD.N.A.「半分こ」してんだから、そんなもんじゃね〜か?って思う次第です。
中学生なんて、顕著でしたよ。
朝、登校してくる。
なんか元気がない。
「どうしたよ?」と尋ねる。
まあ、出てくる答えなんてさ、
「夫婦仲が悪い」か「理不尽に親に叱られた」か、まあ、家庭の影響がそのまま出る!
家庭なんだよ、家庭。
まず、家庭なの。
で、そこが整ってて、エネルギー満タンで学校に来て、初めて「教育」なわけ。
家庭でエネルギー使い尽くしちゃってる子どもの多いこと。
親子の関係に疲弊する…。
そりゃ、大変だよ。
まあ、僕のリアルな経験としてお話をさせていただきますとですね、「家庭を整える」が一番大切なことなのです。
つながりが人を強くすると何度も書いています。
では、一番のつながりは何か。
そりゃ、家族です。
大事なのは家庭ですよ。
子どもが暮らす「世界最小のコミュニティー」ですから。
僕はこの「家庭」をハッピーな場所にするために新たな企画を立ち上げます。
楽しみにしていてください。
