女性の社会進出、男性の家庭進出


女性の社会進出を社会は促してきた。

雇用の機会を均等に、給与体系を整えた。

女性管理職を増やした。

その結果、晩婚化が進み、少子化の一途と辿った。

 

 

まあ、それはそれとして…。

 

 

なぜ、男性の家庭進出は促さないのだろうか。

今日はこれを話題にしたい。

 

 

政治が主導して、この国の仕組みは作られている。

お年寄りがたくさん選挙で投票するから、老人介護は充実していく。

 

 

大企業の組織票が大勢に影響を与えるから、企業を優遇した税制が用意される。

 

そんなわけで、声の大きな人たちの要請によって、女性がどんどん社会進出した。

「私たちは社会で活躍したいのだ!」という要求によって、社会進出を果たしたわけだ。

 

 

一方、男性の家庭進出はどうだろう?

「私たちは家庭で活躍したいのだ!」と要求したらどうだろう。

「うん、いいよ。すれば?」となる。

 

 

僕はよく家事をする。

我が家でイベントをするとき、お皿を洗っていたりすると、驚かれることがある。

僕からすると、「皿洗い」に驚くことに驚くのだけれど。

 

 

世の男性は、台所に立ったり、洗濯したりということが少ないのかもしれない。

 

 

僕は思う。

女性が社会進出したなら、男性の家庭進出もすりゃいいのになって。

外で「お金を稼ぐこと」も、内で「家事を分担することも、同じじゃない?って思うのです。

 

 

家事も育児も労働も、ふたりで分かち合えばいいじゃない?

 

 

僕ね、パートナーシップに悩む女性には経済力をつけることを進めてるの。

「経済的に対等な関係になりなさい」って。

 

 

横柄な旦那はね、「俺が稼いでやってんだから」的な態度を取ることが多いのね。

でもさ、奥さん、経済力つけちゃいなよ。

そしたら、もう無敵よ。

 

 

「家事もできて育児もできてお金もありますから!」って。

一気に形勢逆転よね。

 

 

この経済力って、旦那と同等の経済力じゃなくてもいいのよ。

「衣食住ぐらいは満たせます」レベルの経済力で十分なの。

 

 

まあ、抑止力みたいなものよね。

「あなた、私に優しくしないと、捨てられるのはあなたの方よ…」という抑止力ね。

 

 

まあ、そうならないためには、男性も家庭進出しなさいよ。

対等なのが一番よ。

もうこれは同盟ね、同盟。

 

 

パートナーシップってそういうものだと思うわ。

 

くればやし ひろあき

・株式会社ミナクル組織研究所 代表取締役

・フォロワー10万人の教育系TikTokクリエイター「くれちゃん先生」としても活躍中。人間関係や教育についての動画を配信

・1978年、愛知県生まれ。16年間公立中学校の教員として3,000人以上の子どもたちを指導。名古屋市内で最も荒れた中学校で生徒指導の責任者を務め、その後、文部科学省から上海に派遣され、当時世界最大の日本人学校であった上海日本人学校の生徒指導部長を務める。

・互いの「ものの見方や感じ方の違い」を理解し合うことで、他者に寛容な社会を実現したいと願うようになり、2017年独立。

・独立後は、教員時代の経験を活かし、全国の幼稚園や保育園、学校などで保護者向け講演や教職員研修を行う。2018年・2019年には、100人のボランティアスタッフを束ね『子育て万博』を主催。今年10月にパリコレクションのキッズ部門を日本に誘致して開催された『Japan Kids Fashion Week2021』において、全体計画及びキッズモデル・ボランティアスタッフ総勢150名のマネジメントを担当。

・2020年11月、「スタッフみんなが、明日も生き生きと来る!」を理念に、株式会社ミナクル組織研究所を設立。経営者、教職員、スポーツ指導者など、組織のトップや人を指導する立場の人たちから依頼を受け、人間関係づくりやチームづくりに関する講演や企業研修、教職員研修を行っている。経済産業省の事業再構築事業として人材分析システムを開発中。