母親ブランディング〜子どもは私を飾る一部〜

買い物をする母と子

子どもを学習塾に入れるなら、

個別対応の個人塾がいいでしょうか。

大手学習塾の方がいいでしょうか。

 

 

そんなことで揉めている夫婦がいました。

正直、どっちでもいいです。

 

 

っていうか、

子どもは学習塾に行きたいんですか?

そこ、ムッチャ重要です。

 

 

昔、お子さんを東京大学に入学させたお母さんがいました。

入学させた…。

違いますね。

入学したのは、ひとえに本人の力だと思います。

 

 

そんなお母さんが本を出版することになりました。

そこで僕は尋ねたんですね。

 

 

「その本を読んだ人が、どうなったら最高ですか?」

 

すると、答えはシンプルでした。

 

「読者が私のことを『すごい人だ』と思ってくれたら最高です」

 

 

僕は、絶対読みたくない本だな…と思いました。

「私は息子を東大に行かせたお母さんなの。

すごいでしょ?」

 

…ってことが書いてあるんです。

僕は思いました。

 

(この人、満たさてていないんだろうなぁ…)

 

 

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思うに、そういうお母さんは多いです。

自分のことを認められない。

自分の人生に充足していない。

 

 

その思いを、子どもの人生に背負わせてしまう。

優秀な子どもに育てたい。

だって、優秀な子どものお母さんは優秀なお母さんだから。

高学歴の子どもを育てたい。

だって、高学歴な子どものお母さんは、ちゃんと子育てをしたお母さんだから。

 

 

私はこの子。

この子は私。

この子の価値は私の価値。

 

 

でも、忘れないでください。

子どもはあなたの一部ではありません。

まして、あなたのブランディングのための装飾品ではないのです。

 

 

優秀じゃなきゃダメですか?

高学歴じゃなきゃ価値がないですか?

 

 

そうじゃないでしょう?

この子はこの子。

そのままこの子。

 

 

キラキラ輝いていたら、それでいいじゃない?

そう思えるのは、僕が僕の人生に満足しているからです。

 

 

子どもが優秀だろうが、優秀じゃなかろうが、そんなことは僕の人生に1㎜も影響を与えません。

そう思えるから、信じて手放せる。

 

 

きっとこの子は大丈夫。

だって、俺も大丈夫だったんだもん。

 

 

だから、まず自分を満たそう。

あなたがあなたの人生に花マルをつけられたとき、初めて子どもの人生にも花マルがつけられるようになるからさ。

 

 

子育てに迷ったときに出会いたい100の言葉

 子どもは子ども、あなたはあなた。

 

くればやし ひろあき

・株式会社ミナクル組織研究所 代表取締役

・フォロワー10万人の教育系TikTokクリエイター「くれちゃん先生」として人間関係や教育についての動画を配信

・1978年、愛知県生まれ。16年間公立中学校の教員として3,000人以上の子どもたちを指導。名古屋市内で最も荒れた中学校で生徒指導の責任者を務め、その後、文部科学省から上海に派遣され、当時世界最大の日本人学校であった上海日本人学校の生徒指導部長を務める。

・2018年~2019年 100人のボランティアスタッフをマネジメントして『子育て万博』を主催。

・2021年~2024年 パリコレクションのキッズ部門を日本に誘致して開催された『Japan Kids Fashion Week』において、全体計画及びキッズモデル・ボランティアスタッフのマネジメントを担当。

・経済産業省の事業再構築事業として人材分析システムCrewDocks®︎を開発。企業研修など精力的に活動中。