お母さんの通信簿♡

仕事をする女性の画像

7月、12月、3月と、年に3回。

あなたの「母親ぶり」が、数字で評価されるとします。

通知表が届くのです。 

 

 

洗濯…4

まあ、たたみ方の面で多少雑さは残るけど、よくがんばっています。

 

料理…4

味付けは良いですが、作るのに時間がかかります。

 

片付け…2

できていません。来学期に期待しています。

 

掃除…1

やる気が見られません。

 

 

まだ、続けますか?(笑)

 

 

世の中に手を抜いてるヤツなんていないの。

みんな、一生懸命やってんだよ。

それを数字でジャッジされるのって、なかなかきついよなぁって思う。

 

 

そのうえ、家に帰ったらさ、こう言われるの。

 

「何、やってるの、お母さんは!3丁目の山田くんのお母さんはもっと美味しい肉じゃがが作れるのよ!」

 

 

「今度、掃除が1だったら、もうご飯抜きよ!」

 

 

「こんな成績を取ってきて、娘として恥ずかしいです!」

 

あぁ、辛いねぇ…、辛い。

オール5の自信があるお母さん以外は辛いよねぇ。

 

 

そうそう自分のがんばりを数字にされた挙げ句、

「あれがダメ」「これがダメ」って

ダメ出しされたら辛いよなぁ。

そう思わない?

 

 

えっ?

思う?

思うの?

 

 

それなのに、子どもの通知表を見て、

「あ〜だ」「こ〜だ」

言いたくなるのはなぜだろう?

 

 

えっ?

勉強は大事だから?

 

 

あ〜、なるほど。

家事も大事だぜって話ね。

 

 

あなたがやってる仕事は無駄じゃないぜ。

大事だぜ。

 

 

でもさ、オール5かい?って話なわけ。

完璧を求められたら苦しいよ。

 

 

自分ががんばってることを数字にされる。

それそのものがけっこうきついよなぁって思うのだよ。

 

 

そうやって、子どもを取り巻く問題はね、いったん自分に置き換えてみるんだ。

すると、見え方は変わるんだよ。

 

 

 

魔法の質問

何を評価しますか?

 

くればやし ひろあき

・株式会社ミナクル組織研究所 代表取締役

・フォロワー10万人の教育系TikTokクリエイター「くれちゃん先生」としても活躍中。人間関係や教育についての動画を配信

・1978年、愛知県生まれ。16年間公立中学校の教員として3,000人以上の子どもたちを指導。名古屋市内で最も荒れた中学校で生徒指導の責任者を務め、その後、文部科学省から上海に派遣され、当時世界最大の日本人学校であった上海日本人学校の生徒指導部長を務める。

・互いの「ものの見方や感じ方の違い」を理解し合うことで、他者に寛容な社会を実現したいと願うようになり、2017年独立。

・独立後は、教員時代の経験を活かし、全国の幼稚園や保育園、学校などで保護者向け講演や教職員研修を行う。2018年・2019年には、100人のボランティアスタッフを束ね『子育て万博』を主催。今年10月にパリコレクションのキッズ部門を日本に誘致して開催された『Japan Kids Fashion Week2021』において、全体計画及びキッズモデル・ボランティアスタッフ総勢150名のマネジメントを担当。

・2020年11月、「スタッフみんなが、明日も生き生きと来る!」を理念に、株式会社ミナクル組織研究所を設立。経営者、教職員、スポーツ指導者など、組織のトップや人を指導する立場の人たちから依頼を受け、人間関係づくりやチームづくりに関する講演や企業研修、教職員研修を行っている。経済産業省の事業再構築事業として人材分析システムを開発中。