通知表に一言物申したいあなたへ
人生100年なんだってさ
人生100年の時代なんだそうです。
大変ですなぁ。
未来を創造する子どもたちが暮らす時代には、
「生涯現役」って時代が来るんでしょうね。
「老後」が死語になる世界と申しましょうか。
企業の寿命は年々、
短命になりつつあります。
アプリ1つ、
ガジェット1つ取り上げても、
入れ替わるスピードが速くなっています。
個人が働ける寿命が、
企業の寿命を超えてしまった今、
一つの職業に縛られた生き方・働き方は、
ナンセンスであることがわかります。
必死に勉強をし、
必死に学歴を築き、
必死に資格を得て、
必死に就職活動をし、
目指していた企業に就職する。
でも、
その会社も、その職業も、
定年まで存在する可能性はゼロに等しい。
もう時代は確実にシフトしていて、
「いい学校に入って、
いい会社に入ればハッピー」
なんてのは、ファンタジーなわけです。
「で、何ができるの?」に備えてる?
経済が右肩上がりの時代には、
とにかく「駒」となる従業員が欲しかったから、
わかりやすく「優秀さ」を表した「学歴」は、
ちゃんと武器になりました。
これからの時代は、
「へ〜っ、○○大なんだ。
で、何ができるの?」
って時代なわけです。
子どもたちに育みたいのは、
興味や関心をもったことに、
圧倒的に突き詰めていける探究心なの。
時代の回転速度が速まれば速まるほど、
僕らもアップデートのスピードを上げねばなりません。
「今ここ」を生きるんですね。
時代は常に変わり続けるわけで、
それに合わせて自分自身をアップデートしていくんです。
過去に縛られてちゃいけないわけです。
スピード感が大事。
ってことはだよ。
定期テストの点数に一喜一憂してる場合じゃないんだよね。
通知表の数字なんて、ど〜だっていいんだよ。
そんなもんで、子どもを追い込む必要はないのさ。
人の価値は、数字で測れるものじゃないでしょ?
あんなもんは、人間のある一面を数値化したにすぎない。
「なんでウチの子、こんな成績なの?」
なんて嘆く必要ないの。
あんたと旦那のDNAで作られてるんだ。
そんなもんだよ。
親の「在り方」が問われている
「ここが良かった」とか「あそこが悪かった」とか言う必要もない。
生きてるだけで100点満点。
それでいいんだよ。
長期休業明けは、子どもたちが自ら命を絶つリスクが高まるらしい。
それで、何かをしたいと始まった『September one project』。
映画の上映会に、子どもたちを無料で招待する。
その長期休業明けってのだけを聞くと、いかにも「学校が悪い」的な印象を受けるじゃない?
でも、違うと思うんだよね。
勉強へのプレッシャー。
いや、勉強じゃないな。
成績へのプレッシャーね。
こっちの方が大きいと思うの。
これまで3000人以上の思春期の子どもたちと接してきたからわかるんだ。
みんな悲壮感漂わせて、勉強してんだ。
成績の一喜一憂してるんだ。
僕がどれだけ大きな声で、
「そんなに気にする必要ないぞ」と伝えてもムダ。
「成績で人生は決まらないぞ」と伝えてもムダ。
みんな必死なんだ。
悲壮感だよ、悲壮感。
あの「悲壮感」を生み出してるのは何なのだろう?
だれが競争を煽ってんだろうね。
勉強をしなければならない。
いい成績を取らなければならない。
そんな思いで、無理しちゃうから苦しくなるんだよね。
通知表なんてのはさ、先生が一生懸命書いてくれた「所見」を読んで、子どもの「感想」を聴いてあげて終わりでいいわけ。
言葉はいらない。
「聴く」が大事なのさ。
子育てに迷ったときに出逢いたい100の言葉
通知表を見て一言言いたいのは、エゴだよね。