「好きな子同士」でグループを作らせる愚策


「グループ分け」というのは、

どこの教室でも行われるものです。

 

 

遠足や修学旅行の班を決める。

こんなとき、

「好きな子同士」でグループを作らせる、

という話をよく耳にします。

 

 

今日は「好きな子同士」に関わる、

少し怖いお話です。

 

 

ある教室で、グループ分けを行いました。

その結果、「グループで作業をする人」と「ひとりで作業をする人」に分かれました。

 

 

「グループで作業する人」の半数に、

「他の人があなたを選びました」

と伝えました。

 

 

すると、

「他の人があなたを選びました」と伝えなかった人たちと比べ、

自己評価が少しだけ上がりました。

 

「他の人に選ばれる」と

「自己評価が少しだけアップ」したのです。

 

 

「ひとりで作業をする人」の半数に、

「他の人はあなたを選びませんでした」

と伝えました。

 

 

 

すると、

「他の人はあなたを選びませんでした」

と伝えなかった人たちと比べ、

著しく自己評価を下げたのだそうです。

 

 

「他の人に選ばれない」と

「自己評価が大幅にダウン」したのです。

 

 

世界に比べ自己肯定感が低いと言われる日本の若者たち。

 

 

「好きな同士」というグループ分けは、

確実に「選ばれない子」を生み出します。

そして、その子たちの自己肯定感は確実に低下します。

 

 

ですから、学級担任の腕の見せ所なのです。

安易に「好きな子同士」にするのではなく、そこは一工夫欲しいところだと思います。

 

 

くればやし ひろあき

人間関係研究家 社会起業家

公立中学校の先生を16年間勤めて独立。その経験を生かしたリレーションシップ講座を全国で開催。関係性を整えることで子どもの能力を最大限に引き出す方法を伝えている。
北は北海道から南は沖縄まで、精力的に講演活動を行うほか、STR(素質適応理論)を用いた個人セッションが人気で現在2ヶ月待ちである。

また、「幸せなお母さんが増えることが幸せな子どもたちにつながる」と考え、お母さんのための学び場『precious life college』を妻とともに主宰。現在は4期目。

子どもの自殺を問題視し、2016年にはクラウドファンディングを成功させ県内8会場映画上映ツアーを敢行。2017年より刈谷市の自殺対策計画策定委員を務める。2017年には児童虐待に着目し、「子育て万博2018inあいち」を主催、「子どもとつながるしつもんカレンダー」をリリースするなど、社会起業家としても活躍している。

3児の父でもある。