この世界はますますアートに変わっていく。
僕らの仕事は、
どんどんA.I.に
奪われていくらしい。
そういう話を聞いて、
よく考えもせず、
「大変だ〜!大変だ〜!」
と騒ぎ立てる人がいる。
また、一方で、
よく考えもせず、
「ま〜、なんとかなるだろう…」
と考える人もいる。
問題はA.I.ではなく、
「よく考えないこと」にあると
僕は思う。
「A.I.に奪われる」とか言ってるけど、
そんなもの使わなくたって、
すでに人間の仕事は技術に奪われ始めている。
先日、回転寿司に行ったときのこと。
テーブルの上に皿を捨てる穴が空いており、
「食べ終えた皿」をその穴に入れると、
片付けてくれる。
レジへ行けば、
自動で精算が行われ、
クレジットカード決済にも対応してくれるし、
現金だってちゃんとお釣りを出してくれる。
アパレルショップのG.U.に行ったら、
レジが完全自動化されていた。
買い物かごをレジに置くと、
自動で計算されるのだ。
A.I.どころの騒ぎじゃない。
もう、人間の仕事は奪われ始めているのだ。
先日、六本木へ行ったら、
店長が外国人で、
バイトが日本人だった。
バイトに外国人が増えれば、
店長だって外国人の方が都合がいいだろう。
日本人は、
未だに自分たちの方が上で、
外国人(特にアジア人)を下に
見ているところがある。
中国人が「爆買い」をしている姿を見る。
それに文句を言う日本人は多い。
それ、数十年前の日本人の姿ですから。
その昔、僕ら日本人はアジア諸国に
ブランド品と女性を買いに出かけていった。
それが今ではどうだろう?
アジアの人たちが大挙して押しかけ、
爆買いをして帰っていく。
彼らは決して富裕層という雰囲気ではない。
普通の経済力の人たちが、
この国へ来れば、爆買いできてしまうのである。
今、この国を取り巻く状況は、
そんな感じに変わってきている。
そういうことをしっかり考えたうえで、
「じゃあ、どうする?」を
自分に問いかける時期だと思うのだ。
これから、
この世界はますますアートになっていく。
人と比べている暇はない。
「自分がどうしたいのか?」
「自分はどう生きるのか?」
もっとアーティストな生き方を要求される時代なのだ。
みんなが「東だ〜!」と言えば東に行き、
みんなが「西だ〜!」と言えば西に行く。
そういう時代は終わった。
「大衆」として動くと、時代に取り残されることになる。
これからは、もっとアーティステックに生きる必要がある。
そのために必要なことは何か。
それは自分を知ることである。
「自分」ほどわかりにくいものはない。
そんな「自分」を知り、
だれのものでもない
「自分だけの人生」を
生きるのだ。
目指すべきは、
「自分の完成」である。
それしかない。
だから、
もっとアーティステックに生きよう。
だれの真似もするな。
君は君でいい。
生きるためのレシピなんてない。
ないさ♬
『終わりなき旅』by Mr.Children
さあ、生きよう。
ここからだ。