怠学傾向の児童生徒と教育者としての信念の話


学校に行きたくなくて、休み、家でゲームをしていて本人は学校より家の方が本当に楽しいのでしょうか?

行きたくないなあって思って、そんなに簡単に休んでいいものですか?

不登校になる子って行きたくないのを我慢して頑張って行って、とうとう力尽きたというイメージが私はあり、そんな子は無理していく必要はないと思いますが、最近は怠学傾向の不登校の子もいたりして、本当にケースバイケースな感じがします。

 

私の勤務する学校では、「体が元気なら、連れて来てください」という方針みたいです。

私は不登校の本質が見えていないためいろいろな情報に振り回され、よくわかりません。

だから、環境に流されて、学校にこれるようにサポートをしています。

 

本人の中にある、気持ちの壁や思い込みの壁を修正したりして、学校に適応できるようにしている感じです。

それで、いいのでしょうか?

 

たとえば、家庭訪問をしたとして、部屋の中でその子がテレビゲームをしてたとする。

そいつは、怠けてるんだろうか?

 

 

ねえ。

怠けるってなんだろうな?

って思うわけよ。

 

 

昔さ、僕の教室に中国人の子がいた。

日本語が話せない子だった。

 

 

やがて、彼は学校に来なくなった。

 

 

僕は家庭訪問をし、

彼の部屋に入ると、

彼は布団に包まって眠っていた。

 

 

彼は怠けているのだろうか?

 

 

そもそも。

怠けている人など、この世界にいるのだろうか。

 

 

みんな一生懸命生きている。

 

その姿を見て、

「がんばっている」とジャッジする者もいれば、

「怠けている」とジャッジする者もいる。

 

 

それだけのことでは、

ないだろうか。

 

 

学校は行くべき場所で、

学校に行かないことは悪で、

学校に行こうとすることが努力で、

学校に行こうとしないことは「怠け」ならば。

 

 

 

学校で地獄だよな…って思う。

 

 

僕は学校に行った方がいいとも、

行かない方がいいとも思わない。

 

 

学校に行ったからといって、

必ずしも幸せになれるわけではない。

 

 

学校に行かなかったからといって、

必ずしも不幸な人生が待っているわけではない。

 

 

学校なんて、

所詮その程度のものだ。

 

 

だから、

行きたければ行けばいいし、

行きたくないなら行かなきゃいいんじゃねえの?と思う。

 

 

大人って面白いよな。

 

 

「学校で学ぶことなんて、社会に出てから役に立たない」

とか言うクセに、学校には「行け」と言うんだよな。

 

 

「先生は社会常識がない」

とか言うクセに、そんな先生がいる場所に行かせたいんだよな。

 

 

まあ、だから、何度も何度も書いてますがね。

どっちでもいいんですよ。

 

 

そこ、そんなに重要な問題じゃない。

 

 

ちなみに、僕はこんなスタンスですが、生徒指導主事でした。

だから、「別に無理に連れてくる必要ないんじゃね?」というスタンスでした。

 

 

学年主任になってからも、そこは変わりません。

 

 

じゃあ、他の先生がどうだったか?って言うと、そこは仕方ありません。

「学校に来るべきだ〜」って言う先生は必死に登校刺激を与えまくりでした。

 

 

知ったこっちゃありません。

その先生はそうしたいのであり、僕はしたくないのです。

 

 

校長先生に「体が元気なら、連れて来てください」と言われたら、「体調不良です!」と伝える人間です。

ごちゃごちゃ僕のやることに口を出してきたら、「お前、誰に言ってんの?」と言っちゃう人間です。

 

 

自分の信念を曲げてまで、組織の中で生きようとは思わない。

そういう覚悟をもって生きてきました。

いつも「辞める覚悟」で仕事をしてきました。

 

 

僕は学校に行かないことが「良い」とか「悪い」とかではなく、やりたくもないことをやらせることが心地よくね〜ぞ!って話なのです。

伝わります?

 

 

僕もやりたくないことをやりたくないように、コイツらもやりたくないことはやりたくないだろ?と。

ただ、それだけのことなのです。

 

 

「それでいいのでしょうか?」とあります。

僕にはよくわかりません。

 

 

あなたが「それで良い」と思うならば、それでいいのでしょう。

あなたが「それで悪い」と思うならば、それは悪いのでしょう。

 

 

決めるのは、僕ではなく「あなた」です。

信念にしたがって子どもたちと接するのがいいのではないでしょうか。

 

 

 

くればやし ひろあき

人間関係研究家 社会起業家

公立中学校の先生を16年間勤めて独立。その経験を生かしたリレーションシップ講座を全国で開催。関係性を整えることで子どもの能力を最大限に引き出す方法を伝えている。
北は北海道から南は沖縄まで、精力的に講演活動を行うほか、STR(素質適応理論)を用いた個人セッションが人気で現在2ヶ月待ちである。

また、「幸せなお母さんが増えることが幸せな子どもたちにつながる」と考え、お母さんのための学び場『precious life college』を妻とともに主宰。現在は4期目。

子どもの自殺を問題視し、2016年にはクラウドファンディングを成功させ県内8会場映画上映ツアーを敢行。2017年より刈谷市の自殺対策計画策定委員を務める。2017年には児童虐待に着目し、「子育て万博2018inあいち」を主催、「子どもとつながるしつもんカレンダー」をリリースするなど、社会起業家としても活躍している。

3児の父でもある。