ビジネスは教えられたことを教えられた通りにできる人が最強説


よく耳にする言葉が

「言われたことしかできないようじゃダメ」だ。

「もっと自分で考えて行動しろ」とか「言われる前にやれ」とかもよく聞く。

 

 

で、そういう言葉を真に受けて、言われたことをやらない人が多いなぁ…と思う。

言われたことを言われた通りにやれるのが最強なんですけどね。

 

 

僕がビジネスをしていて思うのは、「教えられたことを教えられた通りにやる人」が少ないことだ。

手法にオリジナリティーはいらない。

 

 

実はコンテンツにもオリジナリティーはいらなくて、既存のコンテンツを切り口やターゲットを変えてリリースし、成功例が多数ある手法で展開していくだけである。

「教えられたことを教えられた通り」にやったり、「言われたことを言われた通り」にやったり、他者の成功事例を再現するだけで結果は自ずとついてくる。

 

 

だから、言われたことを言われた通りにやれるのが最強なのだ。

 

 

で、そのあとで自分で考えて行動する。

一度経験すると、その経験は蓄積され、自分で考えることができる。

未経験のうちは、経験がないのだから、考える材料がない。

 

 

うまくいかない人ほど「言われたこと」をやらない。

「教えられたこと」を教えられた通りにやらない。

 

 

僕はまず行動することが大事だと口を酸っぱくして伝えている。

行動すると、次の風景が見える。

次の課題が見えるし、次の行動も見える。

その行動を粛々とやっていくだけでいい。

1日1アクション起こせば、365日後にはとんでもない先まで進んでいくことになる。

 

 

でも、ほとんどの人は「こうしたらいいのかな?、ああしたらいいのかな?」と悩み立ち止まる。

立ち止まっている間、見えている風景は何も変わらない。

悩んでる時間が無駄なのである。

 

 

そもそもその「やり方」が正しいかどうかなんて、誰にもわからない。

行動してみて初めて、正しかったか間違っていたかがわかる。

というか、行動に「間違い」はなく、そんなものは「テスト」のようなもので、「エラー」を発見しているに過ぎない。

すべてのアクションはトライ&エラーなのである。

 

 

それでも人はエラーを避けたい生き物だ。

僕だってそう。

エラーの数は減らしたい。

 

 

それで多くの人は「トライの数」を減らす。

アクションを起こす数を減らせば当然前に進む距離も短くなる。

 

 

僕は違う。

うまくいっている人から教えを乞い、教えられたことを教えられた通りにやる。

「再現する」と言ってもいい。

すると、当然のことだけど、「エラーの数」が減る。

 

 

うまくいっている人だって「ヒット」だらけの人生ではない。

山のような「トライ&エラー」の繰り返しが「ヒット」の量産につながっている。

だから、うまくいっている人の「教え」は教典のようなものである。

 

 

「これに従っておけばいい」というバイブルになる。

手法は教えられたことを教えられた通りにやればいいのだ。

 

 

それよりも考えたいのは「お客様像」や「理念」「コンテンツ」「ブランド価値」である。

そこにオリジナリティーがなければ商品は売れない。

やり方には「セオリー」があるので、そこにオリジナリティーはいらない。

 

 

ところがなぜか、「コンテンツ」は競合他社がたくさんいるなんちゃら協会の認定資格だったりする。

過剰供給になっているため「そこレッドオーシャンですよ」と教えてあげても聞く耳を持たない。

ブランディングとしては埋没してしまうため「なんちゃら協会のなんちゃら資格保持者とか名乗らない方がいいですよ」と教えてあげても聞く耳を持たない。

 

 

そのうえ、ビジネスの展開方法がアメブロとフェイスブックという、みんながやっていて、なおかつうまくいかない方法を選んでしまう。

だってそこ、むちゃくちゃスキルのいる場所ですからね。

なぜみんな、成功することが難しいやり方ばかり選ぶのだろう?

 

 

「ビジネスの話を聞きたい」とか「ビジネスの相談に乗ってほしい」とかよく言われる。

もちろん僕も最初は気軽に応じていたのだけど、最近は話をしなくなった。

だって、教えても教えられた通りにやらないもん。

 

 

ホントそういう人を見ると、「俺の時間を奪うなよ」と思う。

僕は人の相談に乗るのは嫌いじゃない。

お役に立てるなら、どんどんお役に立ちたい。

 

 

でも、「教えて」と言ったのに、教えられたことをやらない人は嫌い。

だったら、「教えて」って言わないでほしい。

 

 

僕が教えていることは、ミヒロさんから教わってことや書籍で勉強してそのまま実践したことでしかない。

そして、「やってみたら成功したこと」である。

ネットで調べた真偽不明の怪しい情報ではなく実践に基づいた内容である。

 

 

だから、たぶん教えられたことを教えられた通りにやったらうまくいく。

ミヒロさんがやってうまくいったことを、僕もやってみたらうまくいったので、あなたもやってみたらどう?という話なのである。

これほど「再現性」のある情報もないだろう。

 

 

でも、教えたって人はやらない。

だから、最近僕はビジネスの相談を受けても、「いいと思うよ。やってみたらいいよ」としか言わない。

そのアイデアに対して「それは成功するグッドアイデアだよ」というお墨付きを与えたわけではない。

たぶんそれ、うまくいかないだろうな…と思いつつ、僕は僕の時間を守るために「いいね」と答えている感じだ。

 

 

あまり僕はそこにエネルギーをかけたくない。

それだけのことなのだ。

本当はね、本気の人に本気のエネルギーで応えたいんだけど。

 

 

でも、そろそろ「くれちゃんはどうやってビジネスを組み立てるの?」という声がたくさん届くようになってきた。

5月はそんなビジネスのオンラインスクールを作ってみようかな、と思っている。

 

くればやし ひろあき

・株式会社ミナクル組織研究所 代表取締役

・フォロワー10万人の教育系TikTokクリエイター「くれちゃん先生」として人間関係や教育についての動画を配信

・1978年、愛知県生まれ。16年間公立中学校の教員として3,000人以上の子どもたちを指導。名古屋市内で最も荒れた中学校で生徒指導の責任者を務め、その後、文部科学省から上海に派遣され、当時世界最大の日本人学校であった上海日本人学校の生徒指導部長を務める。

・2018年~2019年 100人のボランティアスタッフをマネジメントして『子育て万博』を主催。

・2021年~2024年 パリコレクションのキッズ部門を日本に誘致して開催された『Japan Kids Fashion Week』において、全体計画及びキッズモデル・ボランティアスタッフのマネジメントを担当。

・経済産業省の事業再構築事業として人材分析システムCrewDocks®︎を開発。企業研修など精力的に活動中。