学校の先生が春休みに準備しておきたいこと

野澤卓央さんとのコラボ講演

授業の準備とか

学級活動の準備とか

あれやこれやと準備、準備、準備。

 

 

児童生徒が来るようになれば

忙しい毎日が始まるからさ。

さあさあ、準備、準備、準備!

 

 

…と思うじゃない?

 

 

でもさ、どれだけ準備しても

あまり仕事は片付いていかないんだよね。

 

 

下手に準備したところで、

空いた隙間にまた仕事が入ってきて

パンパンになっちゃうんだよね。

 

 

僕が休み中にやったのがね、

授業の準備なんだけど。

それは教材研究とか、

そういうのじゃなくてね。

 

 

とにかく時短になる授業グッズは作ったかな。

その一つが漢字の小テストだったんだけど。

 

印刷ボタン押せば、

自動でいろんな漢字テストが印刷される…

みたいなやつね。

 

 

で、とにかく採点が簡単。

なんなら「隣同士で◯つけしなさい」で片付く工夫とか。

 

 

時短のことばかり考えたよね。

 

 

今の仕事もそうだけどさ。

とにかくクオリティーを落とさずに

時間を短縮する方法をひたすら

考えたの。

 

 

時間をかけたら

いいものができる。

そんなの当たり前。

 

 

大切なことはさ、

いかに時間をかけないか。

でも、手を抜いたように見えちゃダメで。

 

 

手は混んでる。

でも、時間はかかってない!

そんなのが理想。

 

 

エクセルってスゴく使えるんだよね。

漢字テストの体裁だけ凝ったものにしておいてさ。

漢字の問題だけはエクセルで、どんどん変わっていく。

 

 

労力は一度作ってしまえば、

もう必要なくて。

そんなものをよく作ってたな。

 

 

座席表とかね。

出席番号を打てば

座席表ができてます、みたいな奴とか。

 

 

とにかく時間を短縮する方法を考えて、あらかじめ作っておくのよ。

 

 

授業とかはさ、どうしたって子どもの顔ぶれ見て変えていかなきゃいけないことだし。

春休みに考えるのって難しいんだよね。

 

 

でもさ、その周辺にあるものは、案外想定内だからさ。

準備しておくならそういうところ。

掲示物も時短にするアイテムだしね。

 

 

できるだけ先生が何もしなくていい状態を作る。

「自分がいなくても回る?」は、よく自分に問いかけてたな。

 

 

くればやし ひろあき

・株式会社ミナクル組織研究所 代表取締役

・フォロワー10万人の教育系TikTokクリエイター「くれちゃん先生」としても活躍中。人間関係や教育についての動画を配信

・1978年、愛知県生まれ。16年間公立中学校の教員として3,000人以上の子どもたちを指導。名古屋市内で最も荒れた中学校で生徒指導の責任者を務め、その後、文部科学省から上海に派遣され、当時世界最大の日本人学校であった上海日本人学校の生徒指導部長を務める。

・互いの「ものの見方や感じ方の違い」を理解し合うことで、他者に寛容な社会を実現したいと願うようになり、2017年独立。

・独立後は、教員時代の経験を活かし、全国の幼稚園や保育園、学校などで保護者向け講演や教職員研修を行う。2018年・2019年には、100人のボランティアスタッフを束ね『子育て万博』を主催。今年10月にパリコレクションのキッズ部門を日本に誘致して開催された『Japan Kids Fashion Week2021』において、全体計画及びキッズモデル・ボランティアスタッフ総勢150名のマネジメントを担当。

・2020年11月、「スタッフみんなが、明日も生き生きと来る!」を理念に、株式会社ミナクル組織研究所を設立。経営者、教職員、スポーツ指導者など、組織のトップや人を指導する立場の人たちから依頼を受け、人間関係づくりやチームづくりに関する講演や企業研修、教職員研修を行っている。経済産業省の事業再構築事業として人材分析システムを開発中。