これからも自己肯定と自己否定の狭間で生きていく!


僕らには自分を否定する気持ちと、自分を肯定する気持ちとが混在している。

せめぎ合っている、と表現してもいいかもしれない。

 

 

「こんなことしてみたい!」と自分の思いを肯定的に捉える自分と、「どうせ無理」という、自分の思いを否定的に捉える自分とがいて、常にせめぎ合っているのだ。

 

 

この、言わば心の成分表とも言える「自己肯定」と「自己否定」のうち、「自己肯定」の部分が優っていれば、「自己肯定感が高い」となるし、「自己否定」の部分が優っていれば、「自己肯定感が低い」となる。

 

 

「自己肯定感が高い」ということは「良いこと」と考えられがちだけど、僕は「自己否定」もまた人間には必要だと思っている。

「今の自分じゃダメだ」と思う気持ちは、未来への原動力となっているのだから、その気持ちを否定してほしくはない。

 

 

つまり、「自己否定」を否定しない、ってこと。

なんかややこしいねww

 

 

ただ、「自己否定」が「自己肯定」を上回ってしまうと、「どうせ無理」と言ってチャレンジすることをあきらめてしまう。

「自己否定」はあっていい。

その存在は大事な存在だ。

 

 

でもでも、「自己肯定」が「自己否定」を上回っちゃいけない。

「今の自分には足りないところがあるから、がんばろ!俺ならできる!」

と思っているぐらいがちょうど良いのである。

 

 

「自己否定」を否定してはいけない。

それも「あなた」なのである。

 

 

僕なんて毎日、否定している。

「俺は俺のままじゃダメだ!」と毎日思っている。

満足したことなんて一度もない。

 

 

でも、それは裏を返せば、俺はこんなもんじゃないぜ!って思っているのである。

そういう意味では、僕はむちゃくちゃ僕のことを肯定している。

 

 

人間なんてそんなもんだよ。

 

 

どれだけスーパーに見える人間だって、自分を否定したくなる瞬間がある。

ただ、それ以上に自分を肯定する気持ちもあるんだよね。

 

 

だから、自分のことを否定しなくてもいいし、否定する自分を否定しなくてもいい。

そのままでいいんだよ。

でも、その分、自分を信じることさ。

 

 

それが自分を肯定するってこと。

その狭間で、僕もあなたも生きているんだよ。

 

くればやし ひろあき

・株式会社ミナクル組織研究所 代表取締役

・フォロワー10万人の教育系TikTokクリエイター「くれちゃん先生」としても活躍中。人間関係や教育についての動画を配信

・1978年、愛知県生まれ。16年間公立中学校の教員として3,000人以上の子どもたちを指導。名古屋市内で最も荒れた中学校で生徒指導の責任者を務め、その後、文部科学省から上海に派遣され、当時世界最大の日本人学校であった上海日本人学校の生徒指導部長を務める。

・互いの「ものの見方や感じ方の違い」を理解し合うことで、他者に寛容な社会を実現したいと願うようになり、2017年独立。

・独立後は、教員時代の経験を活かし、全国の幼稚園や保育園、学校などで保護者向け講演や教職員研修を行う。2018年・2019年には、100人のボランティアスタッフを束ね『子育て万博』を主催。今年10月にパリコレクションのキッズ部門を日本に誘致して開催された『Japan Kids Fashion Week2021』において、全体計画及びキッズモデル・ボランティアスタッフ総勢150名のマネジメントを担当。

・2020年11月、「スタッフみんなが、明日も生き生きと来る!」を理念に、株式会社ミナクル組織研究所を設立。経営者、教職員、スポーツ指導者など、組織のトップや人を指導する立場の人たちから依頼を受け、人間関係づくりやチームづくりに関する講演や企業研修、教職員研修を行っている。経済産業省の事業再構築事業として人材分析システムを開発中。