スゴい聴く力で、人の心をときほぐす


僕はあまり意識していないのだけど、クライアントさんから「くれちゃんの聴き方がスゴい」と褒められた。

不思議なものだ。

 

 

本人が「得意」とは思っていないところに、人の才能は眠っているのかもしれない。

たしかに僕は、僕と話をすると元気にさせるところがある。

 

 

僕より年上の人は、気持ちよく話をしてくれる。

ある人から「なんかくれちゃんと話すと、くれちゃんに教えてあげてるのに、頭の中が整理されていくんだよね」と言われたことがある。

 

本人は「教えている」のつもりなんだけど、僕は「話をさせている」に近い感覚がある。

 

 

女性と話をするときも、話している人がどんどん生き生きとしてくる。

 

 

この特徴はSNSのコメント欄にも現れていて、僕は相手が喜ぶコメントを心がけている。

すると、相手は必ず返事をくれる。

それで会話が盛り上がっていく。

 

 

僕はセールスをメッセージアプリでする。

何十万円もする講座を、メッセージを何回かやりとりをして来てもらう。

メッセージのやりとりだけで数千万円稼いでいることになる。

 

 

僕にとっては「それが普通」なので、「集客に困っている人」を見ると、「メッセージすればいいじゃん」というアドバイスをしてしまう。

 

 

水商売のお姉さんたちがいろんなメッセージをくれる。

それを読んでも、まったく会いたいと思わない。

先日、夜の社工場で話をしていたとき、思わず「あのメッセージで来る男の人いるの?」と聞いてしまった。

 

 

そういう営業研修はないらしい。

っていうか、研修したわけじゃないのに、それができる俺ってすごいww

 

 

「聴く力」も「伝える力」も根っこにあるのは同じである。

奥の奥まで、相手の気持ちを感じるのだ。

 

 

(こういうことが言いたいんだな)ってことを感じて、「こういうこと」が言える流れを作ってあげる。

だから、当然相手は気持ちよく話をしてくれる。

 

 

絶対に否定しない。

でも、馬鹿みたいに「いいね」と言ったりはしない。

「それはおかしくね?」と思ったときは、論理立てて説明する。

 

 

…というか、それすら相手の話を整理する時間なのだ。

事実と主観を切り分けて整理していく感じ。

ジャッジはしないけど整理はしていく。

 

 

結果的に、みんな気持ちよく話をしてくれる。

子どもと話すときも、クライアントと話すときも、僕はイライラすることはない。

ちゃんと整理されているからである。

 

 

んで、クライアントさんに

「くれちゃんみたいな話し方や聞き方ができるようになる講座があったら参加したい」

と言われた。

 

そんなの需要があるのだろうか?

 

 

確かに凄い売上を作っているし、TikTokでは凄いフォロワーを生み出している。

その秘密の講座になるのかもなぁ…なんて思ってみたり。

 

くればやし ひろあき

・株式会社ミナクル組織研究所 代表取締役

・フォロワー10万人の教育系TikTokクリエイター「くれちゃん先生」としても活躍中。人間関係や教育についての動画を配信

・1978年、愛知県生まれ。16年間公立中学校の教員として3,000人以上の子どもたちを指導。名古屋市内で最も荒れた中学校で生徒指導の責任者を務め、その後、文部科学省から上海に派遣され、当時世界最大の日本人学校であった上海日本人学校の生徒指導部長を務める。

・互いの「ものの見方や感じ方の違い」を理解し合うことで、他者に寛容な社会を実現したいと願うようになり、2017年独立。

・独立後は、教員時代の経験を活かし、全国の幼稚園や保育園、学校などで保護者向け講演や教職員研修を行う。2018年・2019年には、100人のボランティアスタッフを束ね『子育て万博』を主催。今年10月にパリコレクションのキッズ部門を日本に誘致して開催された『Japan Kids Fashion Week2021』において、全体計画及びキッズモデル・ボランティアスタッフ総勢150名のマネジメントを担当。

・2020年11月、「スタッフみんなが、明日も生き生きと来る!」を理念に、株式会社ミナクル組織研究所を設立。経営者、教職員、スポーツ指導者など、組織のトップや人を指導する立場の人たちから依頼を受け、人間関係づくりやチームづくりに関する講演や企業研修、教職員研修を行っている。経済産業省の事業再構築事業として人材分析システムを開発中。