なぜあの人の話は心に染みるのか -経験で語ることの大切さ-
オンラインからリアルまで、いろんなセミナーに参加すると、「経験で語る人」と「誰かの言葉で語る人」がいます。
後者は「あの偉い人がこんなことを言っていた」「あの本にはこんなことが書いてあった」など。
僕はそういう人の話を聞くと、薄っぺらいな…と感じるのです。
たぶんそれは、言葉が「借り物」だからです。
僕の尊敬するマツダミヒロさんや高橋歩さんは、「経験で語る人」です。
こんなことがあって、こんなことがあって、だから俺はこう思うんだ。
そういう話をしてくれます。
まさに、自分の言葉で語る人です。
僕の講座に来てくださる方の多くは教育者です。
実は教育者の中に「あの偉い人がこんなことを言っていた」「あの本にはこんなことが書いてあった」と語る人はいません、たぶんww
なぜかというと、そういう人に教育者は尊敬の念を抱かないからです。
教育者には「実践で語る」というところがあります。
研究発表会に理論だけを発表する人はいません。
どんな授業実践をしたか、事実で語ります。
校内では授業参観を行います。
まさに実践で語ります。
どれだけ偉そうなことを言っていても、教室を見れば一発でわかります。
思うには、教育者というのは、その人の在り方にその人の本当の姿を見る人たちです。
言葉ではなく行動を見ています。
僕がそういう教育者に信頼されるのは、僕の行動が一貫しているからでしょうし、実践者だからだと思います。
今、執筆をしているのですが、ほとんどがエピソードトークです。
こんなことがあった。
あんなことがあった。
そこから導き出される真実はこうだ。
そんな話をひたすら書いています。
先日開催した基礎講座は、まさに「くれちゃん劇場」でした。
エピソードトーク満載のトークライブww
それでも多くの方が「これまでで最高に良かった」と評価してくれました。
実践で語るって大事だな、経験で語るって大事だな、と改めて思いました。