なぜあの人の話は心に染みるのか -経験で語ることの大切さ-


オンラインからリアルまで、いろんなセミナーに参加すると、「経験で語る人」と「誰かの言葉で語る人」がいます。

 

 

後者は「あの偉い人がこんなことを言っていた」「あの本にはこんなことが書いてあった」など。

僕はそういう人の話を聞くと、薄っぺらいな…と感じるのです。

たぶんそれは、言葉が「借り物」だからです。

 

 

僕の尊敬するマツダミヒロさんや高橋歩さんは、「経験で語る人」です。

こんなことがあって、こんなことがあって、だから俺はこう思うんだ。

そういう話をしてくれます。

まさに、自分の言葉で語る人です。

 

 

僕の講座に来てくださる方の多くは教育者です。

実は教育者の中に「あの偉い人がこんなことを言っていた」「あの本にはこんなことが書いてあった」と語る人はいません、たぶんww

なぜかというと、そういう人に教育者は尊敬の念を抱かないからです。

 

 

教育者には「実践で語る」というところがあります。

研究発表会に理論だけを発表する人はいません。

どんな授業実践をしたか、事実で語ります。

 

 

校内では授業参観を行います。

まさに実践で語ります。

どれだけ偉そうなことを言っていても、教室を見れば一発でわかります。

 

 

思うには、教育者というのは、その人の在り方にその人の本当の姿を見る人たちです。

言葉ではなく行動を見ています。

 

 

僕がそういう教育者に信頼されるのは、僕の行動が一貫しているからでしょうし、実践者だからだと思います。

今、執筆をしているのですが、ほとんどがエピソードトークです。

こんなことがあった。

あんなことがあった。

そこから導き出される真実はこうだ。

そんな話をひたすら書いています。

 

 

先日開催した基礎講座は、まさに「くれちゃん劇場」でした。

エピソードトーク満載のトークライブww

 

 

それでも多くの方が「これまでで最高に良かった」と評価してくれました。

実践で語るって大事だな、経験で語るって大事だな、と改めて思いました。

くればやし ひろあき

・株式会社ミナクル組織研究所 代表取締役

・フォロワー10万人の教育系TikTokクリエイター「くれちゃん先生」として人間関係や教育についての動画を配信

・1978年、愛知県生まれ。16年間公立中学校の教員として3,000人以上の子どもたちを指導。名古屋市内で最も荒れた中学校で生徒指導の責任者を務め、その後、文部科学省から上海に派遣され、当時世界最大の日本人学校であった上海日本人学校の生徒指導部長を務める。

・2018年~2019年 100人のボランティアスタッフをマネジメントして『子育て万博』を主催。

・2021年~2024年 パリコレクションのキッズ部門を日本に誘致して開催された『Japan Kids Fashion Week』において、全体計画及びキッズモデル・ボランティアスタッフのマネジメントを担当。

・経済産業省の事業再構築事業として人材分析システムCrewDocks®︎を開発。企業研修など精力的に活動中。