嬉しい気持ちをちゃんと表現すると人間関係は深まる

親子の会話

「嬉しい」と感じたとき、その気持ちをちゃんと表現すると、相手は喜んでくれます。

人間関係づくりって、こんな些細なことが大事なんですよね。

 

 

今日から朝活をスタートしました。

『書くテーマ』が見つからない人に向けて「最近嬉しかったことは何ですか?」と問いかけておいて、その答えがパッと出てこない自分にハッとしたんです。

 

 

ちゃんと喜ぶ。

ちゃんと怒る。

ちゃんと悲しむ。

 

 

感情を味わうこと、あんまりしてないなーって気づきました。

思考型人間なので仕方がないのですが、考えばかりで感じることをしていないんですね。

 

 

昨日、祖母のお墓参りに行きました。

留学から帰ってきた長男が本当に大人になっていて、率先してお墓の掃除をしてくれました。

あー、そういうこと、ちゃんと喜んで、「ありがとう」って嬉しい気持ちを伝えればよかったな、と思いました。

 

 

そのあと温泉に行ったのですが、風呂上がりに小6の次男坊が頬をすり寄せてきて、「僕の方がツルツルだ」って言うんです。

(あー、嬉しいな)と思ったんですが、言葉にはせず照れ隠しも兼ねて「お父さんのヒゲ攻撃」でジョリジョリとホッペにしました。

 

 

考えてみると、「嬉しい瞬間」は何度も訪れているのだけれど、その「嬉しい気持ち」をちゃんと表現していないのだな、と気づきました。

 

 

人間関係を築く上で大切なことは、この「嬉しい気持ち」をちゃんと表現することなんです。

 

 

学校の先生だった頃、生徒に配布するプリントを教卓の上に置いておくと、率先して配ってくれる子がいました。

 

「先生、これ、配っていい?」と尋ねてくれます。

そんなとき、僕は「うん、いいよ」と答えていただろうか、それとも「ありがとう、嬉しいな」と答えていただろうか、ぼんやり思い出していました。

 

 

遠い昔のことで、今ではもうはっきり思い出せません。

 

 

たぶん最初は「ありがとう、嬉しいな」と答えていたのでしょうが、だんだん「うん、いいよ」に変わっていったかもしれませんね。

「ありがとう」という気持ちも「嬉しい」という気持ちも、だんだん慣れて、薄れてきてしまうものなのです。

 

 

だから、ちゃんと嬉しいと感じている自分の気持ちに素直になることを大切にしてください。

そして、その嬉しい気持ちをちゃんと表情と言葉で表現することです。

伝えないと伝わらないですからね。

 

 

 

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くればやし ひろあき

・株式会社ミナクル組織研究所 代表取締役

・フォロワー10万人の教育系TikTokクリエイター「くれちゃん先生」としても活躍中。人間関係や教育についての動画を配信

・1978年、愛知県生まれ。16年間公立中学校の教員として3,000人以上の子どもたちを指導。名古屋市内で最も荒れた中学校で生徒指導の責任者を務め、その後、文部科学省から上海に派遣され、当時世界最大の日本人学校であった上海日本人学校の生徒指導部長を務める。

・互いの「ものの見方や感じ方の違い」を理解し合うことで、他者に寛容な社会を実現したいと願うようになり、2017年独立。

・独立後は、教員時代の経験を活かし、全国の幼稚園や保育園、学校などで保護者向け講演や教職員研修を行う。2018年・2019年には、100人のボランティアスタッフを束ね『子育て万博』を主催。今年10月にパリコレクションのキッズ部門を日本に誘致して開催された『Japan Kids Fashion Week2021』において、全体計画及びキッズモデル・ボランティアスタッフ総勢150名のマネジメントを担当。

・2020年11月、「スタッフみんなが、明日も生き生きと来る!」を理念に、株式会社ミナクル組織研究所を設立。経営者、教職員、スポーツ指導者など、組織のトップや人を指導する立場の人たちから依頼を受け、人間関係づくりやチームづくりに関する講演や企業研修、教職員研修を行っている。経済産業省の事業再構築事業として人材分析システムを開発中。