たった一言の「好きだよ」が人生を変える

子どもが赤ちゃんを抱っこしている画像

最近、「好きだ」って伝えました?

いえいえ、これは恋愛の話じゃございません。

 

 

僕にはコンプレックスがあります。

それは滑舌が悪いことです。

 

 

昔からよく馬鹿にされてきました。

だから、あまり話すことが好きではありませんでした。

 

 

音声で聞いたり、ビデオで撮影した自分の話し方が嫌いでした。

恥ずかしいと思っていました。

 

 

今でこそ、TikTokやYoutuobeで動画を配信したり、Voicyで音声配信したり、講演をしたりする僕ですが、以前の僕は人まで話すことに対して、とても苦手意識を持っていました。

 

 

もちろん学校現場では普通に話してきました。

でもね、やっぱり心のどこかで、「自分の話し方は変だ」というのがあったんですね。

それで「言いにくい言葉」「出しにくい音」とか、自然と避けてきました。

 

 

大学生の頃、中国語の授業がありました。

発音の練習があったのですが、どうしてもうまく音が出せません。

 

 

中国人の講師はみんなの前で僕を立たせ、何度も練習させました。

「もっと、口をこういう形にして、音を出しなさい」と指示します。

 

 

でもね、指示通りにやっていて、言われた音を出しているつもりだったのですが、どうしてもその音が出ないのです。

 

 

「なんでできない?」と先生は首を傾げます。

みんなは笑っています。

 

 

大人になって人前でコンプレックスに感じていることを指摘されて笑われる経験、ありますか?

どれほど恥ずかしかったでしょうか。

 

 

そんなわけで、僕は「学校の先生」という仕事に就きながらも、「話すこと」に対してある種の苦手意識を感じ、苦手な音を発する言葉を自然と避けてきました。

 

 

ところが、ある日の沖縄。

その日はメンターであるマツダミヒロさんが主催する『しつもんカンファレンス』のステージに登壇する日でした。

 

 

一緒に登壇する岸本亜泉ちゃんと、なんとなく自然とそんな話になって、「滑舌悪いから、人前で話すの、あんまり好きじゃないんだよね」という話をしました。

 

 

それを聞いた彼女が一言、「私はくれちゃんの話し方、好きだよ」と言いました。

「えっ…」と返答に困ったまま、僕は胸の奥がほんのり温かくなるのを感じました。

 

 

たった一言です。

自分で自分のことが嫌いだった、その部分を「好きだ」と言ってもらえた瞬間、僕は「そのままでいいんだ」という勇気が湧いてきました。

 

 

馬鹿にする人は馬鹿にしていい。

「おかしい」と思うなら「おかしい」と思ってくれていい。

「好き」と言ってくれる人がいるだけで、僕には価値があるんだと思えました。

 

 

人間は不思議な生き物です。

自信がない人はいっぱいいます。

たった一言で、人間は自信を取り戻し、勇気を取り戻すのです。

 

 

今、「書く朝活」というのをスタートしています。

書くことに対して自信のない人、苦手意識のある人が参加してくれています。

書いたものを読んで、「ここが好き」を伝えてみたいと思います。

 

 

「ここが好き」は人に勇気や希望を与えます。

 

 

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くればやし ひろあき

・株式会社ミナクル組織研究所 代表取締役

・フォロワー10万人の教育系TikTokクリエイター「くれちゃん先生」として人間関係や教育についての動画を配信

・1978年、愛知県生まれ。16年間公立中学校の教員として3,000人以上の子どもたちを指導。名古屋市内で最も荒れた中学校で生徒指導の責任者を務め、その後、文部科学省から上海に派遣され、当時世界最大の日本人学校であった上海日本人学校の生徒指導部長を務める。

・2018年~2019年 100人のボランティアスタッフをマネジメントして『子育て万博』を主催。

・2021年~2024年 パリコレクションのキッズ部門を日本に誘致して開催された『Japan Kids Fashion Week』において、全体計画及びキッズモデル・ボランティアスタッフのマネジメントを担当。

・経済産業省の事業再構築事業として人材分析システムCrewDocks®︎を開発。企業研修など精力的に活動中。