指示や説明はシンプルな方がいい

指示 説明 教師

無駄が多いほど、子どもの心は離れていく

うまくいかない学級活動。

うまくいかない授業。

 

そんな教師の悩み。

その悩みの原因は「話が長いこと」

 

指示をした。説明をした。

だけど、うまく伝わらない。

すると、指示や説明を重ねることになります。

どんどん先生の話が長くなります。

 

授業参観していて思うのです。

授業の上手ではない先生は、1回目の説明で伝えるのが上手ではありません。

 

ですから、指示を重ねます。

説明を重ねます。

 

残念ながら、1回で伝えられない言葉を重ねても、伝わらないのは同じです。

話は長くなり、子どもたちは教室の中で迷子になっていきます。

 

話す言葉をブラッシュアップしていく

言葉はシンプルは方がいい。

そのうえ、一度で伝わるほうがいい。

 

だから、僕は自分の言葉にいつも耳を傾けています。

 

失敗だっていっぱいあります。

そんな失敗こそ成長のチャンス。

 

なぜ一度で伝わらなかったのかを見つめます。

助詞ひとつ見つめ直すだけで変わることがあります。

間の取り方で変わることがあります。

伝える順番を入れ替えたら変わることがあります。

 

ブラッシュアップができるのは、自分の言葉に耳を傾けているからです。

そして、記録しているからです。

 

ここぞというときの長しゃべり

いつもシンプルな言葉で伝える。

だからこそ、「ここぞ!」というときに想いを込めて話したときに響きます。

 

いつもいつも話の長い先生の、「ここぞ!」というとき。

子どもたちは、

「またか…」

 と思ってしまいます。

 

ハッピーな先生になるためのステップ 

 できるだけシンプルな言葉で伝えることを心がける

 

くればやし ひろあき

・株式会社ミナクル組織研究所 代表取締役

・フォロワー10万人の教育系TikTokクリエイター「くれちゃん先生」としても活躍中。人間関係や教育についての動画を配信

・1978年、愛知県生まれ。16年間公立中学校の教員として3,000人以上の子どもたちを指導。名古屋市内で最も荒れた中学校で生徒指導の責任者を務め、その後、文部科学省から上海に派遣され、当時世界最大の日本人学校であった上海日本人学校の生徒指導部長を務める。

・互いの「ものの見方や感じ方の違い」を理解し合うことで、他者に寛容な社会を実現したいと願うようになり、2017年独立。

・独立後は、教員時代の経験を活かし、全国の幼稚園や保育園、学校などで保護者向け講演や教職員研修を行う。2018年・2019年には、100人のボランティアスタッフを束ね『子育て万博』を主催。今年10月にパリコレクションのキッズ部門を日本に誘致して開催された『Japan Kids Fashion Week2021』において、全体計画及びキッズモデル・ボランティアスタッフ総勢150名のマネジメントを担当。

・2020年11月、「スタッフみんなが、明日も生き生きと来る!」を理念に、株式会社ミナクル組織研究所を設立。経営者、教職員、スポーツ指導者など、組織のトップや人を指導する立場の人たちから依頼を受け、人間関係づくりやチームづくりに関する講演や企業研修、教職員研修を行っている。経済産業省の事業再構築事業として人材分析システムを開発中。