子どもたちを迷子にさせる授業のつくり方

授業 ヒント

子どもたちは好奇心の塊です

これまで、さまざまな先生方の授業を参観させていただきました。

もちろん、素敵な授業はたくさんありましたし、そうでない授業もありました。

 

まず確認しておきたいのは、子どもたちは、学ぶことが大好きということ。

子どもたちは好奇心の塊です。

ですから、子どもたちの好奇心を削ぐようなことをしなければ、子どもたちは自然と生き生きとしてきます。

 

『わかる授業』には2種類ある。

子どもたちが生き生きとしてくる授業、それは『わかる授業』です。

『わかる』には、二つの意味があります。

 

「理解」という意味での「わかる」。

そして、何をしたらいいかが「わかる」。

 

「わかる」から「楽しい」し、「楽しい」から「わかる」。

理解できると、子どもたちは生き生きしてきます。

 

でもね、つまらない授業ってダンゼン後者の「わかる」が足りないと思うのです。

何していいのかわからない授業!

 

ツマラナイ授業は、「いったいこれはなにをやってるの?」って大人が見ても理解できない授業なんですよね。

 

子どもたちを混乱させると、学ぶことがつまらなくなる。

何をしていいのかわからず、子どもたちを混乱させる授業。

 

聞くのか、

見るのか、

ノートを書くのか、

考えるのか、

話し合うのか、

何をするかが明確でなくダラダラとなんとなく進んでいく。

 

そんな授業のとき、子どもたちはどんどん混乱していきます。

1メッセージ1アクション

 

そのうえ、先生が一方的にベラベラしゃべって満足そうにしています。

だれのための授業ですか?

だれが満足するための授業ですか?

 

そうやって、少しずつ子どもたちの心が授業から離れていきます。

「勉強ってツマンナイな」って思わせているのはだれでしょうか。

 

 

ハッピーな先生になるためのステップ

 子どもの学ぶを意欲を削ごうと思ったら、わけのわからない授業をすればいい

 

くればやし ひろあき

・株式会社ミナクル組織研究所 代表取締役

・フォロワー10万人の教育系TikTokクリエイター「くれちゃん先生」としても活躍中。人間関係や教育についての動画を配信

・1978年、愛知県生まれ。16年間公立中学校の教員として3,000人以上の子どもたちを指導。名古屋市内で最も荒れた中学校で生徒指導の責任者を務め、その後、文部科学省から上海に派遣され、当時世界最大の日本人学校であった上海日本人学校の生徒指導部長を務める。

・互いの「ものの見方や感じ方の違い」を理解し合うことで、他者に寛容な社会を実現したいと願うようになり、2017年独立。

・独立後は、教員時代の経験を活かし、全国の幼稚園や保育園、学校などで保護者向け講演や教職員研修を行う。2018年・2019年には、100人のボランティアスタッフを束ね『子育て万博』を主催。今年10月にパリコレクションのキッズ部門を日本に誘致して開催された『Japan Kids Fashion Week2021』において、全体計画及びキッズモデル・ボランティアスタッフ総勢150名のマネジメントを担当。

・2020年11月、「スタッフみんなが、明日も生き生きと来る!」を理念に、株式会社ミナクル組織研究所を設立。経営者、教職員、スポーツ指導者など、組織のトップや人を指導する立場の人たちから依頼を受け、人間関係づくりやチームづくりに関する講演や企業研修、教職員研修を行っている。経済産業省の事業再構築事業として人材分析システムを開発中。