指示をしても子どもがうまく動いてくれない
授業がうまくいかない原因はメッセージにある
いろんな授業を見てきました。
そうすると、上手な授業と下手な授業の特徴がよくわかってきます。
下手な授業の特徴は、「発問」や「指示」、「説明」といったメッセージの伝え方が上手ではないんです。
だから、
思ったように、うまく子どもが動けません。
思ったように、子どもの思考が進みません。
思ったように、グループ活動が活性化しません。
原因は、先生が伝えるメッセージにありました。
メッセージを見直せば、授業は変わる
メッセージそのものが曖昧。
メッセージが長すぎる。
メッセージに詰め込みすぎる。
主体が先生にあるとそうなります。
先生が正しい!
できない子どもが間違っている!
そういう思考を手放したら、授業なんてどんどん面白くなるんです。
メッセージを自分が伝えたいように伝えてしまってはダメなんです。
ホントに大事なことは、子どもに伝わるように伝えることなのに。
僕はいつも、子どもたちに話すこと、指示、発問、すべて書き出します。
「メッセージ」を吟味しています。
もう7000回以上授業をしているのに、未だにすべて書き出します。
そして、子どもたちのアクションがスムーズでなかったときは、自分のメッセージを見直します。
うまくいかないのは、子どもが悪いんじゃないんです。
メッセージが、適切ではないんです。
そして、去年うまく伝わったメッセージが、今年もうまく伝わるとは限らないんです。
他のクラスで伝わったメッセージが、このクラスでは伝わらないなんてこともあります。
だから、おもしろいんです。
だから、うまくなるんです。
これが、どれだけ授業の経験を積んでも、メッセージを未だに書き出す理由です。
ハッピーな先生になるためのステップ
1メッセージをイヤってほど吟味するから、授業はうまくなる。