うまくいったやり方に執着しない
教育をわかったつもりになるな!
経験値を積めば積むほど、教育は簡単になるのか。
そういうものではありませんでした。
むしろ、経験を積めば積むほどわからなくなる。
それが教育だと思います。
こうやって毎日毎日、教育のことを書くと、それこそどんどんわからなくなります。
ただ、書き続けてわかったこと。
それはね、わかったつもりになっちゃいけないってことなんです。
成功体験に執着してはいけない
100人いたら100通りの子どもがいます。
100通りの育ちがあり、100通りの教育が必要です。
だから、経験を積めば積むほど、いろ〜んな子どもを知って、いろ〜んな家庭環境を知って、どんどんわからなくなっていくのです。
ところが、経験を積むと、さも「自分はベテランだ!」と勘違いをしてしまう人がいます。
残念ながら、たくさんいます。
で、そういう先生は、これまでの成功体験に執着します。
あたかも、自分がこれまでやってきた方法が万能だと錯覚してしまいます。
あのときうまくいったから、これをやればうまくいく。
ところがそんな万能なツールは、こと教育においては存在しないのです。
それなのに、うまくいったやり方に執着してしまうのです。
これは、大きな大きな落とし穴です。
経験値の使い方を知れば、ますます子どもはハッピーになる。
たくさんのツールをもつことです。
一つのやり方に執着してはいけません。
勉強熱心な先生には2種類あります。
いろんなことをカジる人。
一つのことを突き詰める人。
僕らは研究者ではありません。
教育者です。
学校の先生は教育者。
それ、忘れちゃいけないことだと思います。
教育者はね、いろ〜んなことをカジっとく。
執着しないの。
サラっとカジっとくの。
それは学習指導でも、生徒指導でも、学級経営でも同じ。
たくさんのツールをもつこと。
そして、子ども一人ひとりをよ〜く見る。
見て、見て、見まくる。
で、どのツールを使おうかなって考える。
そのとき、初めて経験が役に立つんです。
ハッピーな先生になるためのステップ
うまくいったやり方に執着せず、やり方は子どもに合わせる