「ことば」が変わると、「子ども」も変わる
子どもたちにかける「ことば」の質をあげる
何気なく交わした言葉に、子どもたちは傷つくことがあります。
いや、子どもだけではないですね。
大人だってそう。
発する側には悪意がなくても、受け取る側は傷ついてしまう。
そんなことがあったりします。
まして、感受性豊かな子どもたち。
「学校の先生」は、そんな子どもたちと日々接する場所にいます。
ついつい雑な言葉になってしまうけれど、やはり心を配りたいものです。
ヤル気を引き出す「がんばってるね」
たとえば、子どもたちのノートや日記に書く「ことば」。
「がんばろう!」って書いてしまいがちだけど…。
(いや…、もうがんばってるし…。)って思うかもしれない。
だからいつも書くのは、
「がんばってるね」
心から思うことがあります。
子どもたちは「がんばっている」
その子その子のペースで精一杯がんばっている。
今を生きている。
がんばってない子はいないのです。
だからね、「がんばってるね!」なんです。
ちゃんと心に届く助言にする
たとえば、やり方が間違っている、そんな子を見かけたとします。
「もっとこうしなよ!」
この「ことば」を素直に受け取るのって実はとっても難しい。
だって、本人は良かれと思ってやってるんだもん。
僕もそう!
良かれと思ってやって授業を見て、別の先生に
「もっとこうしなよ!」
なんて言われたら、ちょっとムッとする。
いや、かなり…。
だからね、ちゃんと子どもたちが受け取りやすいように「ことば」は使うといいの。
「いいね」
「すごいね」
「すばらしいね」
で、続いて
「こうしたら、さらに素晴らしいね」
「こうしたら、もっとよくなりそうだね」
認めてあげて、さらによくなるアドバイスを送る。
子どもたちはその方が、受け取りやすいと思います。
もちろん、これがベストなのかはわかりません。
でも、大切なことがあります。
それは自分の発する「ことば」を注意深く見つめるということ。
(今の「ことば」でよかったかな?)
そうやって使う「ことば」を見つめています。
ハッピーな先生になるためのステップ
発する「ことば」の一つひとつをしっかり見つめていく