子どもたちのハッピーのために、どんな問いかけをしますか? 

問いかけ 声かけ

中学生は「こうでなければならない」

苦しんでる人ってね、「こうでなければならない」に縛られてると思うんです。

正しいか正しくないかの時代に生きている人たちは、今一番苦しんでると思うの。

時代に合わなくなってきているから。

 

 

子どもたちも同じなんです。

「勉強しなさい」と言われ続け、何のために学ぶのかが見えないままに机に向かう。

どんどん学ぶことが嫌いになっていく。

 

大嫌いな勉強をするために高校進学を目指して、大嫌いな勉強をしている子どもたちの実に多いこと。

でも、みんな知っている。

いい高校行って、いい大学行って、いい会社入っても、いい人生が待っているとは限らないってことを。

 

大人も薄々気づいてるし、子どもたちも実はみんなわかってる。

 

でもね、怖いじゃない?

そういう事実を受け入れるのって怖いじゃない?

 

だから、みんな気づかないフリして、「うん、勉強はするもんだよね」って納得してる。

「小・中学生はどんな子も、勉強しなければならない!」ってなっちゃうわけ。

そのうえ学習塾に行って、さらに不安を煽られていくんだよね。

 

学習塾のセールストーク

もうずいぶん昔のこと。

我が子がまだ小学3年生のとき。

 

近所に小4の子がいてね、その子のお母さんが学習塾の入塾説明会に行ったそうなんです。

そしたらね、塾の先生にこう言われたそうです。

「小4からじゃ遅い!小3から始めないと大変なことになる!」

 

そんな話を妻が聞いてきてね、

「ねぇ、どうする?塾に行かせる?」

なんて尋ねてくるわけです。

バカなことを言ってはいけません。

そんなことで我が子の人生が大変になるわけないじゃない?

そうやって、不安を煽るのがセールスの常套手段です。

恐怖は人を動かします。

 

「こうでなければならない」は、ここにも存在しました。

 

子どもたちに魂の声を聴かせてあげる

話を教室に戻します。

 

僕は、いつだって子どもたちにこう問いかけます。

「それでお前はハッピーなのか?」ってね。

 

目の前の子どもたちをハッピーにすること、それが僕らの志事です。

だから、子どもたちに問いかけるのです。

 

「それでお前はハッピーなのか?」

 

ドリームマップを作ったり、ウイッシュリストを作ったり、夢をプレゼンし合ったり。

子どもたちに魂の声を聴かせてあげるの。

「お前はどう生きたいんだ?」って。

 

そうやってやってたら、何人かの子どもは学習塾をやめてしまいました。

 

「オレ、自分がやりたいことをやっていきます」

 

そういう子は伸びます。

ちゃんと魂の声を聴いているから。

 

では、あなたはどんな問いかけをすることで、子どもたちをハッピーにしていきますか?

よかったら、教えてください。

 

ハッピーな先生になるためのしつもん

 子どもたちのハッピーのために、どんな問いかけをしますか? 

 

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くればやし ひろあき

・株式会社ミナクル組織研究所 代表取締役

・フォロワー10万人の教育系TikTokクリエイター「くれちゃん先生」としても活躍中。人間関係や教育についての動画を配信

・1978年、愛知県生まれ。16年間公立中学校の教員として3,000人以上の子どもたちを指導。名古屋市内で最も荒れた中学校で生徒指導の責任者を務め、その後、文部科学省から上海に派遣され、当時世界最大の日本人学校であった上海日本人学校の生徒指導部長を務める。

・互いの「ものの見方や感じ方の違い」を理解し合うことで、他者に寛容な社会を実現したいと願うようになり、2017年独立。

・独立後は、教員時代の経験を活かし、全国の幼稚園や保育園、学校などで保護者向け講演や教職員研修を行う。2018年・2019年には、100人のボランティアスタッフを束ね『子育て万博』を主催。今年10月にパリコレクションのキッズ部門を日本に誘致して開催された『Japan Kids Fashion Week2021』において、全体計画及びキッズモデル・ボランティアスタッフ総勢150名のマネジメントを担当。

・2020年11月、「スタッフみんなが、明日も生き生きと来る!」を理念に、株式会社ミナクル組織研究所を設立。経営者、教職員、スポーツ指導者など、組織のトップや人を指導する立場の人たちから依頼を受け、人間関係づくりやチームづくりに関する講演や企業研修、教職員研修を行っている。経済産業省の事業再構築事業として人材分析システムを開発中。