充実した日々を過ごすための自分管理術


充実した日々を過ごすための自分管理術

提出物がどうしても出せない人がいます。

遅刻がどうしても多い人がいます。

忘れ物が多い人がいます。

 

実は、 これらの人に共通しているのは、『自分管理』が苦手、という点です。

 

夏休みが終わる直前になって「宿題がやってない!」となってしまうカツオくんやのび太くんのような人はい ませんか?

去年の夏休みがそうだったという人は手を挙げてください。


「安心してください!今年もきっとそうなります!」

 

『自分管理』は、意思の力では難しい。

やはり、『仕組み』にしていくことが大切です。

とっておきの方法をお伝えします。

 

1、『TO DOリスト』をつくろう

まずは、やるべきことを「見える化」するために「TO DOリスト」を作りましょう。

私は、これを「タスク」と呼んでいました。(理由については本田直之さんの著書をお読みください)

 

「宿題」のような「やらなければならないこと」だけでなく、「やりたいこと」もリストアップしていくといいでしょう。

自分が夢中になってやれることに取り組む時間は、あなたの集中力と生きる意欲を育みます。

 

2、『TO DOリスト』を整理しよう。

スティーブン・R・コヴィーの『七つの習慣』で紹介されているマトリックスで、『TO DOリス ト』を整理します。

あなたの『TO DOリスト』を

「重要で緊急なもの」

「重要だけど緊急でないもの」

「重要ではないけれど 緊急なもの」

「重要でもなく緊急でもないもの」

に分けてみましょう。

 

すると、何をすべきか優先順位が見えてきます。

 

3、スケジュールをつくろう

計画的に夏休みを過ごさないと、あっという間に夏休みは終わってしまいます。

とはいえ 長い夏休み。

有意義に時間を使いましょう。

 

『TO DOリスト』をスケジュールに書き込んでいきます。

さて、どれからスケジュールに入れましょうか?

それは「重要だけど、緊急ではないもの」です。

 

これを優先予約します。

 

その後、「重要で緊急なもの」を入れていきます。

もしも予定がすべて入りきらない場合は、マトリックスに 戻って「本当にやりたいことだろうか」と吟味してください。

 

4、一日を振り返ろう

スケジュール通りに物事は進まないものです。

お家の方に応援していただきながら進めていくことをおすすめします。

「今日はこんなことをしたよ」と親子でシェアし合うだけでも、スケジュールの進み具合は違います。

 

この夏休みを計画的に過ごし、『自己管理』ができるようにトレーニングしていきましょう。

『自己管理』が苦手な人は、お家の方にも力もお借りして、有意義な夏休みにしていきましょう。

(参考文献 プレジデント社『プレジデントFamily)夏号)

くればやし ひろあき

・株式会社ミナクル組織研究所 代表取締役

・フォロワー10万人の教育系TikTokクリエイター「くれちゃん先生」としても活躍中。人間関係や教育についての動画を配信

・1978年、愛知県生まれ。16年間公立中学校の教員として3,000人以上の子どもたちを指導。名古屋市内で最も荒れた中学校で生徒指導の責任者を務め、その後、文部科学省から上海に派遣され、当時世界最大の日本人学校であった上海日本人学校の生徒指導部長を務める。

・互いの「ものの見方や感じ方の違い」を理解し合うことで、他者に寛容な社会を実現したいと願うようになり、2017年独立。

・独立後は、教員時代の経験を活かし、全国の幼稚園や保育園、学校などで保護者向け講演や教職員研修を行う。2018年・2019年には、100人のボランティアスタッフを束ね『子育て万博』を主催。今年10月にパリコレクションのキッズ部門を日本に誘致して開催された『Japan Kids Fashion Week2021』において、全体計画及びキッズモデル・ボランティアスタッフ総勢150名のマネジメントを担当。

・2020年11月、「スタッフみんなが、明日も生き生きと来る!」を理念に、株式会社ミナクル組織研究所を設立。経営者、教職員、スポーツ指導者など、組織のトップや人を指導する立場の人たちから依頼を受け、人間関係づくりやチームづくりに関する講演や企業研修、教職員研修を行っている。経済産業省の事業再構築事業として人材分析システムを開発中。