ハッピーな学級経営のための席替え

席替えは戦略的に行う

戦略的席替えでハッピーを加速させる

 

子どもたちの人間関係や特性を見極め、

座席を考えると「教室」は変わります。

戦略」とは「いをす」と書きます。

 

「戦略的席替え」で、

学級の仲をどんどん深めていきましょう。

 

『席替え』を楽しみにしている子どもたちは多いですよね。

 

「おもしろいから!」という理由で

『くじ引き』で決めている方はいないでしょうか。

 

座席はとても重要です。

 

 

職員室の座席。

管理職や学年主任さんが悩んで悩んで決めています。

 

お互いの人間関係、

学級担任と副担任の距離感、

仕事の軽重と能力、

そして経験値。

 

全体のバランスを考えます。

 

1年間座る座席だからこそ、

悩みに悩みぬいて決めています。

 

「くじ引き」で職員座席を決める学校って、

あるのでしょうか?

 

「教室」だって同じだと思うのです。

 

「大人の世界」に必要なことは、

「子どもの世界」にだって必要なこと。

 

 

 

 

「戦略的席替え」で見えること

 

「くじ引き」をやめると、

子どもたちの見え方が変わってくるんです。

 

リーダーにもいろいろなタイプがいることがわかります。

 

一見リーダーに見えるけれど、

組み合わせづらい子もいます。

 

だれと一緒でも、

いい雰囲気をつくれる子もいます。

 

実は、班構成のキーマンは、

リーダーや手のかかる子ではないんです。

「手のかかる子」でも、

前にした方がいい子と後ろにした方がいい子がいます。

これが「正解」という

HOW TOのような決め方はないのですが、

いろいろ工夫していく内に、

人間関係だったり成長の様子だったりが見えて、

コツもつかめてくるでしょう。

 

「座席」について悩む時間、

僕は大好きな「投資」の時間でした。

 

ハッピーな先生になるためのステップ

 

 悩んで学んで、座席を決める。

 

 

くればやし ひろあき

・株式会社ミナクル組織研究所 代表取締役

・フォロワー10万人の教育系TikTokクリエイター「くれちゃん先生」としても活躍中。人間関係や教育についての動画を配信

・1978年、愛知県生まれ。16年間公立中学校の教員として3,000人以上の子どもたちを指導。名古屋市内で最も荒れた中学校で生徒指導の責任者を務め、その後、文部科学省から上海に派遣され、当時世界最大の日本人学校であった上海日本人学校の生徒指導部長を務める。

・互いの「ものの見方や感じ方の違い」を理解し合うことで、他者に寛容な社会を実現したいと願うようになり、2017年独立。

・独立後は、教員時代の経験を活かし、全国の幼稚園や保育園、学校などで保護者向け講演や教職員研修を行う。2018年・2019年には、100人のボランティアスタッフを束ね『子育て万博』を主催。今年10月にパリコレクションのキッズ部門を日本に誘致して開催された『Japan Kids Fashion Week2021』において、全体計画及びキッズモデル・ボランティアスタッフ総勢150名のマネジメントを担当。

・2020年11月、「スタッフみんなが、明日も生き生きと来る!」を理念に、株式会社ミナクル組織研究所を設立。経営者、教職員、スポーツ指導者など、組織のトップや人を指導する立場の人たちから依頼を受け、人間関係づくりやチームづくりに関する講演や企業研修、教職員研修を行っている。経済産業省の事業再構築事業として人材分析システムを開発中。