慣習にとらわれない自由な発想
卒業式のBGMから
ある年のこと、卒業式でのBGMが話題になりました。
答辞や送辞、卒業証書授与の最中に流れるBGM。
BGMは、意外と式の雰囲気を左右します。
その学校では、送辞や答辞の際、壮大でドラマチックな曲を用いていました。
が、どうにも自己主張の強い曲でした。
音量も大きくなったり小さくなったりします。
ある年の卒業式の反省の中に、そのようなことが書かれていました。
そこで翌年、放送を担当されている先生は、工夫されました。
音楽が流れている最中、放送室の中でつきっきりでボリュームを動かし続け、音量を大きくしたり小さくしたりし続けたのでした。
これまでのやり方、それって最高?
学校は去年と同じであることを好む習慣があります。
これまでのやり方を踏襲する。
そんな無言の圧力があったりするわけです。
たとえば、BGM。
ボリュームを上げたり下げたりしなくたって、簡単に解決する方法があります。
おわかりですよね?
曲を変えればいいんです。
曲を探すのが大変?
そんなの簡単です。
知り合いの先生に電話して、「どんな曲、使ってるの?」って尋ねるだけです。
うまくいかないとき、「努力する」という解決方法は、さも美しく感じます。
ボリュームの上げ下げをがんばる!
曲探しをがんばる!
がんばることは美しい!
でもね、その考え方は古いと思うんだ♡
うまくいかないときは、うまくいく方法を考えた方がいい。
その方が早いし、おもしろいんだよ。
うまくいかないという事実は、うまくいかない方法をあなたに教えてくれます。
それは一つのメッセージなの。
「やり方を変えなさい」
そんなメッセージ。
だからね、そんなときは努力するよりも思い切ってやり方を変えてみるのがいい。
そんなクリエイティブな考え方ができると、学校の先生というお志事はおもしろくなります。
ハッピーな先生になるためのステップ
「うまくいかないこと」は、あなたに「うまくいかない方法」を教えてくれている。