思ったようには育たぬが、振る舞ったように子は育つ
だれが撒いた種でしょうか?
以前、
こんな先生に出会ったことがあります。
彼は生徒の様子が
落ち着いた学校に赴任したんだそうです。
そのうえ、
学級も複数担任で、
あまり出番がない。
そもそも
生徒指導上の問題が起きないので、
叱るようなこともない。
それで、
こんな話をされたんです。
「叱ることがないから、
ストレスが溜まります。
これまでは
イライラとした気持ちを
大声で怒鳴って
発散していたのに」
なるほどな。
立派な教育者だこと。
さっさと転職してくれればいい。
それが子どものためなのにな。
そういう先生が育てた学年に
授業に行くとね、感じることがあるんです。
弱い子に対して
攻撃的な子どもたちに育っているんだな。
だれが撒いた種なのでしょう。
子どもたちは、よ〜く見ています。
周囲の子どもたちと
上手に接することができない子、
行動が遅い子、
勉強やスポーツが苦手な子。
そういう子に対して、
とっても厳しい子どもたちが増える。
先生が
そうやって振る舞ってきた
のだから仕方がない。
この子たちに罪はないのです。
できない子を責める!
できない子を非難する!
そうやって、
先生が振る舞ってきた結果なのだよ。
できない子がいたらね、
それを助けてあげるのが
クラスメイトでしょ?
互いの凸凹を認め合えるクラスなんて、
本来だれでもつくれるの。
センスなんかいらないよ。
丁寧に育てれば、
そんなクラスは簡単にできる。
子どもたちって、
大人の姿をよ〜く見てるの。
だからね、
子どもを見れば、
周囲を取り巻く大人の姿が
よ〜く見えるんだ。
まず大人が襟を正そう♪
先生が振る舞ったように、
子どもたちは振る舞いますよ。
お父さんお母さんが振る舞ったように、
子どもたちは振る舞いますよ。
大人の思った通りには育たないけれど、
大人の振る舞った通りに育つんだから、
子どもっておもしろいよね。
まず、大人が襟を正したい。
そうは思いませんか?
ハッピーな子どもを育てる大人になるためのしつもん
子どもの前で、どんなことを意識して振る舞いますか?
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