子どもの苦しそうな姿に胸が苦しいときは…

相談 子育ての悩み

子育てって、悩むことの連続だよね

みんな悩んでる。

それでいい。

それがいい。

だって、子育てって道なんだもん。

 

日々、いろんな相談事をいただきます。

やはりメールのやりとりだけでは、限界がありますね。

Skypeなどでの相談にも対応していきたいなって思っています。

来春からになるとは思いますが。

 

それでは、今日もあるお母さんからのメッセージから。

 

あるお母さんからのメッセージ

お忙しいと思うのですが、長男のこと、少しアドバイスいただけませんか?

学校とは、とりあえず夏休みまで見守る姿勢で話がついています。

長男も学校を休むことで、落ち着き、自分の好きなことを見つけて楽しむ日々を送っていました。

 

ところがここ数日、同じ学年の子から、「なんで来ないの?ズルいよ!」とたくさん言われたそうで、それがイヤだから夕方は外に出ないと言っています。

今までは楽しかった習い事、幼稚園での手伝いも曇り顔で、またひと山きたなという印象です。

 

お友達も、この子の気持ちや考えを知らないから。

「知りたくて聞くだけじゃない?」

「心配してる子もいるもんねー」

「お母さんが伝えることもできるけど、どうする?」

そう尋ねると、

「みんなにいろいろ言われて辛い気持ちを言ってほしい」

と言います。

 

事情をよく知ってるお友達は気にせず普通に遊んでくれています。

前は行きたい授業だけ行く、などもしていましたが、

「今はいろいろ言われるから行きたくない」

「行く気はないけど、でも、いろいろ言わないで欲しい」と言います。

 

言われなくなれば行きたい、というわけではないそうです。

 

母親が代わりに子どもたちに話に行くことは、でしゃばりでしょうか?

担任に伝えてもらう方がいいのでしょうか。

 

対応に悩みます。

どんな選択肢があるのでしょうか。

  

どんな言葉を届けられるだろう?

子育てって本当に悩みます。

もしもあなたなら、このお母さんにどんな言葉を届けますか?

僕はまず、お母さんの痛みに寄り添います。

僕は、こんなメッセージをお届けしました。

 

 

 

じっくり考えておりました。

ズルいと言われるのが嫌だから夕方は家を出ない。

それを選択したのは、だれですか?

そう! この子です。

その選択に寄り添いながら、我が子は何を大切にし、何に価値を置いているのか、味わってみてください。

お子さんが本当に望んでいることはなんでしょうか?

「言わないでほしい」と「お母さんにモノを申してほしい」は同義ではないように感じます。

変えられるのは、いつだって自分だけです。

周囲の子を変えようとすると苦しくなりますよ。

お子さんがそれを望んでいるようには文章からは読み取れません。

メッセージだけでお伝えできるのは、このくらいでしょうか。

 

 

こんなお返事をいただきました。

 

先の見えない状況が怖かったのは私でした。

病気みたいだった息子が、行かない選択で明るさを取り戻して安心していたのに、また落ちていくのが怖かったんです。

 

続きはまた。

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ハッピーな子どもを育てる大人になるためのしつもん

自分と向き合うために、何にフォーカスしますか?

 

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くればやし ひろあき

・株式会社ミナクル組織研究所 代表取締役

・フォロワー10万人の教育系TikTokクリエイター「くれちゃん先生」としても活躍中。人間関係や教育についての動画を配信

・1978年、愛知県生まれ。16年間公立中学校の教員として3,000人以上の子どもたちを指導。名古屋市内で最も荒れた中学校で生徒指導の責任者を務め、その後、文部科学省から上海に派遣され、当時世界最大の日本人学校であった上海日本人学校の生徒指導部長を務める。

・互いの「ものの見方や感じ方の違い」を理解し合うことで、他者に寛容な社会を実現したいと願うようになり、2017年独立。

・独立後は、教員時代の経験を活かし、全国の幼稚園や保育園、学校などで保護者向け講演や教職員研修を行う。2018年・2019年には、100人のボランティアスタッフを束ね『子育て万博』を主催。今年10月にパリコレクションのキッズ部門を日本に誘致して開催された『Japan Kids Fashion Week2021』において、全体計画及びキッズモデル・ボランティアスタッフ総勢150名のマネジメントを担当。

・2020年11月、「スタッフみんなが、明日も生き生きと来る!」を理念に、株式会社ミナクル組織研究所を設立。経営者、教職員、スポーツ指導者など、組織のトップや人を指導する立場の人たちから依頼を受け、人間関係づくりやチームづくりに関する講演や企業研修、教職員研修を行っている。経済産業省の事業再構築事業として人材分析システムを開発中。