子どもたちに伝えるために大切なこと
子どもたちに伝えたことがうまく伝わらない
朝伝えた委員会活動。
明日の持ち物。
今、言ったばかりの指示。
それなのに、伝わっていない!
そんなとき、「なんで聞いてないの?」って叱ったこと、ありませんか?
僕には何度もあります。
僕は若いころ、
カリスマ型の先生になろうとしていました。
先生は偉いもの。
指示は聞くもの、聞かせるもの。
指示を通すことに焦点を当ててしまいがちでした。
高圧的に言ったり、ときに凄んでみせたり。
伝え方が的確かどうかよりも、
言うことを聞いたかどうかが、
大切でした。
これからの先生の伝え方
本当に大事なのは「伝えたかどうか」ではありません。
「伝わったか」が大事!
だから、
伝わらなければ、伝え方を変えればいい。
子どもたちの「聞く力」が弱いならば、
「聞く力」に合わせて伝え方を変えていく。
教室の状況を感じ取りながら、
先生自身の在り方を変えていく柔軟性。
子どもたちを変えるのではなく、
先生自身が変わっていく。
伝わらないとき、
子どもたちを叱ってしまう先生がいます。
「どれだけ伝えても、聞く気がないんです」などと言ってしまうのは、
心の中に「先生は偉いもの」という幻想があるからです。
そういう先生から、
子どもたちの心はどんどん離れていきます。
伝えたかどうかは大事ではないのです。
伝わったかどうかが大事なのです。
子どもたちを変えようとするから苦しくなる。
変えられるのは自分の在り方だけです。
僕はそう考えています。
伝わっていないなと感じたら、
伝え方を変えます。
一つの伝え方では全員には伝わらないかもしれません。
AくんにはAくんへの伝え方が、
BさんにはBさんへの伝え方があるかもしれません。
伝わる方法を考えることも楽しめるのが「ハッピーな先生」です。
ハッピーな先生になるためのステップ
子どもを先生に合わせるのではなく、先生自身が柔軟に変わっていく