授業の導入で使える「教えない技術」
前時の復習で1問1答をやめてみる
授業の導入で、前回の授業を振り返るとき、ついついやってしまうこと。
「1問1答」
もちろん、みんながバババッて手を挙げるのような教室ならいいかも。
でもね、一部の児童生徒、同じような顔ぶれがパラパラと手を挙げて終わり。
そんな教室をよく見かけます。
前時の復習で、1問1答なのに、挙手はマバラ…。
あとの子がシラ〜っとした顔をしている。
導入なのに…、それじゃ苦しい。
使えるペアワーク
僕はこんな指示を出します。
「ノートを見て、前回勉強したことを隣の子に1分間で伝えよう」
お隣同士、ペアになります。
で、役割を決めます。
まずは、廊下側の子が「一方的に話す人」
窓側の子が「ひたすら聞く人」
役割分担したら、「ハイ、どうぞ!」と言うだけ。
一斉にみんなが話し出す。
1分経ったら、役割交代。
「役割を交代して、前回勉強したことを1分間で伝えます。ハイ、ど〜ぞ!」
また、一斉に話し出す。
これで、前時の復習は終わり。
何も発問はいらない。
3分で全員が前時の復習完了です。
ちなみに、これを成り立たせるために大事なことがあります。
前の時間の終わりに、同じことをしておくのですね。
「ノートを見て、今日勉強したことを隣の子に1分間で伝えよう」
子どもたちが一斉に話し出す。
「今日はこんな勉強したよね」って。
これも「教えない技術」。
「授業のまとめ」と「前時の復習」は、児童生徒にアウトプットさせる。
僕は、指示を出しタイムキーパーをするだけ。
ハッピーな子どもを育てる大人になるためのしつもん
授業の中で、やめてもいいことは何ですか?