リクエストを伝えたら手放す

子ども リクエスト 悩み

「自分で考えなさい」は残酷

「もう◯歳でしょ?

 なんでも聞くんじゃないの!

 自分で考えなさい」

 

あ〜、言ってしまったなぁ。

 

それなのに。

 

それなのに。

 

子どもが紡ぎ出した答えを聞いて、また声を張り上げる。

 

「そうじゃないでしょ?なんでわからないの」

 

 

「自分で考えなさい」と言いながら

「そうじゃない」と言う。

 

ホントはね、こうしてほしいって思いがあったんだよね。

ホントはね、その答えを出してほしかったんだよね。

 

その答えを求めていたのは、だれだろう?

 

そう!

自分だよ。

 

ちゃんとリクエストしよう 

だからね、ちゃんとリクエストすればいい。

自分が求めているものを言葉にすればいい。

 

「あーしなさい」

「こーしなさい」

と言うのではなく。

 

「自分で考えなさい」

と言うのではなく。

 

 

「私はこれをしてもらいたい」

 

ちゃんとリクエストすればいいの。

 

でも、覚えておきたい。

 

そのリクエスト。

選ぶのも選ばないのも子どもの選択。

 

「自分で考えなさい」はね、放任だと思う。

子どものありのままを受け入れるってのはね、ちゃんとリクエストを伝えた後で、子どもの選択を受け入れるってこと。

 

 

リクエストを伝えるのって、勇気がいるんです。

「自分で考えなさい」って、すごく楽なの。

 

 

それでね、

 

意図していない答えが出たとき「そうじゃないでしょ?」って言うのは、すごく楽なの。

 

自分はどうしたいんだろう?

そのニーズを満たすために何ができるだろう?

 

そう問いかけたら、リクエストが生まれます。

そしたらね、ちゃんとリクエストを伝えること。

勇気を出してリクエストを伝えること。

 

そしたら、信じて手放すの。

あとは子どもの選択だから。

 

子どもに寄り添う魔法の質問

あなたがリクエストしたいことは何ですか?

 

くればやし ひろあき

・株式会社ミナクル組織研究所 代表取締役

・フォロワー10万人の教育系TikTokクリエイター「くれちゃん先生」としても活躍中。人間関係や教育についての動画を配信

・1978年、愛知県生まれ。16年間公立中学校の教員として3,000人以上の子どもたちを指導。名古屋市内で最も荒れた中学校で生徒指導の責任者を務め、その後、文部科学省から上海に派遣され、当時世界最大の日本人学校であった上海日本人学校の生徒指導部長を務める。

・互いの「ものの見方や感じ方の違い」を理解し合うことで、他者に寛容な社会を実現したいと願うようになり、2017年独立。

・独立後は、教員時代の経験を活かし、全国の幼稚園や保育園、学校などで保護者向け講演や教職員研修を行う。2018年・2019年には、100人のボランティアスタッフを束ね『子育て万博』を主催。今年10月にパリコレクションのキッズ部門を日本に誘致して開催された『Japan Kids Fashion Week2021』において、全体計画及びキッズモデル・ボランティアスタッフ総勢150名のマネジメントを担当。

・2020年11月、「スタッフみんなが、明日も生き生きと来る!」を理念に、株式会社ミナクル組織研究所を設立。経営者、教職員、スポーツ指導者など、組織のトップや人を指導する立場の人たちから依頼を受け、人間関係づくりやチームづくりに関する講演や企業研修、教職員研修を行っている。経済産業省の事業再構築事業として人材分析システムを開発中。