学校が荒れる原因を知って、すべきことを明確にするステップ
学校の「荒れ」と「落ち着き」のサイクル
学校が荒れているときは大丈夫。
みんなが同じ方向を向いて進みますから。
目指す山は一つなんです。
問題なのは、学校が落ち着いているとき。
学校が落ち着いているときこそ、
目指す山をちゃんと決めなくてはいけません。
ところが、学校が落ち着いているときは、
そういうこと、
いいかげんにしてしまいます。
「だって、落ち着いてるんだもん」
「話し合う必要なんてないんだもん」
そんな風に考えてしまいがち。
でも…、ホントはそうではないんです。
学校には必ず浮き沈みがありますよね。
落ち着いた学校が、
そのまま落ち着き続けるということはなく、
波の大きい小さいはあれど、
必ず落下する。
そして、立て直す。
このサイクルを繰り返しているのです。
「下降線」の原因を知れば、できることは変わる
一番力点を置かなきゃいけない部分に手抜きが見られる。
それは、子どもたちとの関係です。
学校は落ち着いているときは、
力でねじ伏せようとしがちです。
落ち着いている学校は、
ある意味、先生が力不足でも、
指示が通ってしまいます。
だから、それぞれの先生のやり方でやろうとします。
そうするとね、
「自分には指導力があるぞ」、って勘違いが生まれます。
やがて子どもたちの心が離れていきます。
そうなってくると下り坂。
気がついたときには、学校が荒れているのです。
すると、互いのやり方を批判することも増えます。
職員室に同僚の悪口が聞こえ出したら黄色信号。
つまり、
学校の浮き沈みの原因は、大人にある。
僕はそう感じています。
「なんだ、結局大人なのか」と気がつくと、
何をすべきかが見えてくるはずです。
「ハッピーな先生」になるためのステップ
落ち着いているときほど、大人の在り方に目を向ける