あなたの周りで起きていることは、あなたが作り出している

自分でブロックをつくる

周囲にブロックをつくるから、職員室でぶつかります


最初に赴任した学校の職員室で、僕は人間関係に苦労しました。
職員室が辛いと、よく同期の仲間に愚痴をこぼしていました。

 

「生意気なヤツ」と言われ、先輩たちとぶつかってばかりいました。

自分が正しいと信じていましたし、間違っているのは、周囲の先生だと信んじていました。

 

そうやって自分で心にブロックをつくっていると、相手も自分に対してブロックをつくってしまいます。

 

そんなことに気がつくこともできず、僕は人間関係に苦労したまま、最初の学校での任期を終えました。

 

その後、本当に苦しい学校に赴任し、何度も心が折れる出来事に出会いました。

 

周囲の先生は、そんな僕を支えてくれました。
僕は「仲間の大切さ」、そして「職員室がハッピーであること」の大切さを身にしみて感じました。
だから、僕は仲間が苦しまなくてもいいように、生徒指導の中心として必死になって考え、必死になって働きました。

 

周囲の人が僕のために一生懸命がんばってくれるから、僕は周囲の人のためにがんばっている。
そう思っていました。

 

けれど、本当は違いました。
まったく逆でした。

 

僕が周囲の人のために精一杯がんばる
だから、そんな僕を見て周囲の先生は僕に協力してくれたのです。

 

僕がブロックを作ったから、周りもブロックをつくる。
僕がブロックを取り払ったら、周りもブロックを取り払う。

 

何かを得たければ、与えるのが先
メンターからいただいた言葉です。

 

僕の周りで起きていることは、すべて僕が産み出したことだったのです。

職員室も教室も、あなたを取り巻く状況を生み出しているのは「あなた自身の在り方」だと思っています。

 

 

 

ハッピーな先生なるためのステップ

 

 職員室をハッピーにするために、自分の在り方を見直す

 

くればやし ひろあき

・株式会社ミナクル組織研究所 代表取締役

・フォロワー10万人の教育系TikTokクリエイター「くれちゃん先生」としても活躍中。人間関係や教育についての動画を配信

・1978年、愛知県生まれ。16年間公立中学校の教員として3,000人以上の子どもたちを指導。名古屋市内で最も荒れた中学校で生徒指導の責任者を務め、その後、文部科学省から上海に派遣され、当時世界最大の日本人学校であった上海日本人学校の生徒指導部長を務める。

・互いの「ものの見方や感じ方の違い」を理解し合うことで、他者に寛容な社会を実現したいと願うようになり、2017年独立。

・独立後は、教員時代の経験を活かし、全国の幼稚園や保育園、学校などで保護者向け講演や教職員研修を行う。2018年・2019年には、100人のボランティアスタッフを束ね『子育て万博』を主催。今年10月にパリコレクションのキッズ部門を日本に誘致して開催された『Japan Kids Fashion Week2021』において、全体計画及びキッズモデル・ボランティアスタッフ総勢150名のマネジメントを担当。

・2020年11月、「スタッフみんなが、明日も生き生きと来る!」を理念に、株式会社ミナクル組織研究所を設立。経営者、教職員、スポーツ指導者など、組織のトップや人を指導する立場の人たちから依頼を受け、人間関係づくりやチームづくりに関する講演や企業研修、教職員研修を行っている。経済産業省の事業再構築事業として人材分析システムを開発中。