子どもを変えようとしなければ、子どもは変わる。

管理教育 子どもが言うことを聞かない

「学校の先生」という生き物は、

どうも子どもを変えたいようです。

 

なぜ、

現実が変わらないのかといえば、

それはあなたが変わらないからなんです。

 

でも、

子どもを変えようとします。

 

自分自身を変えることなく、

子どもを変えようとします。

 

だから、

うまくいきません。

 

僕が書いていることは、おそらくこれまでの「学校の先生」の常識の真逆なんだと思います。

 

 

管理することをやめるのです。

自分のコントロール下に子どもたちを置こうとするのではなく、

すべての子どもの存在を認めるのです。

 

先生の言うことは絶対!

なんて気持ちを手放すのです。

 

そういうまなざしで眺めると、

問題は問題でなくなります。

 

自閉症スペクトラムの子も、

アスペルガーの子も、

ADHDの子もいて、

じゃあ僕が学級担任として困ったか、

クラスとして困ったかというと、

そんなこともありません。

 

外国人の子も、

肢体不自由の子もいました。

 

別に何一つ困りません。

 

もちろん、

その子自身が困っているとき、

手を差し伸べますよ。

 

でも、

僕が困ることは何一つありません。

 

それはもう、

こちらの在り方なんです。

在り方一つなんです。

 

でもね、

コントロールすることを手放すことは、

「学校の先生」にとって怖いことです。

 

「子どもを管理しないなんて!」

と思っているうちは、

絶対に子どもとの関係は変わりません。

 

 

なぜ変われないのか。

それは変わらない方が心地いいからです。

潜在意識の中では変わりたくないのです。

 

「子どもが変わらないです!」

 

僕のメルマガを読んで、

こんなメッセージを下さる先生が多くいます。

 

「子どもが変わらない!」と言ってくる時点で、

全然僕のメッセージが伝わっていないわけですが…。

 

変わるのは「子ども」じゃなくて

「あなた」だから。

 

子どもを変えたい方は、

他にもいいサイトがいっぱいあるはずです。

ためになるメルマガがいっぱいあるはずです。

 

こんな指導をしたら、

「子どもが変わるよ」

って教えてくれる偉い先生がきっといます。

それがいいと思います。

 

 

今ね、時代が大きく変わりつつあるの。

価値観が多様化して、

情報量が圧倒的に増えたの。

情報量だけじゃなく、

伝達速度も上がったの。

 

はっきり言っていい?

昭和から平成の時代に活躍したお偉い先生方のやり方が、今の時代に通用するとお思い?

マジで?

 

…と僕は思っているわけです。

あっ!反論はいりません。

議論しようとは思ってないので。 

 

 

 先生が「偉かった」時代は終わったの。

それを嘆いているようじゃ終わってるね。

 

 

先生なんて偉くないのよ。

そもそも偉くなんかなかったの。

偉くしといた方が、都合がよかった。

ただそれだけね。

 

 

子どもをよく感じてごらん。

よくよく眺めてごらん。

 

 

もうね、

古いやり方は終わってんだって。

気がついた先生から変わっていくよ。

 

 

教室にいる子ども、

一人ひとりを大切にしてごらん。

 

 

コントロールするんじゃなくて、

愛してごらん。

 

 

変えられるのは自分だけだよ。

 

ハッピーな先生になるためのステップ

「子どもを変えよう」だなんて傲慢ですよ。

 

 

くればやし ひろあき

・株式会社ミナクル組織研究所 代表取締役

・フォロワー10万人の教育系TikTokクリエイター「くれちゃん先生」として人間関係や教育についての動画を配信

・1978年、愛知県生まれ。16年間公立中学校の教員として3,000人以上の子どもたちを指導。名古屋市内で最も荒れた中学校で生徒指導の責任者を務め、その後、文部科学省から上海に派遣され、当時世界最大の日本人学校であった上海日本人学校の生徒指導部長を務める。

・2018年~2019年 100人のボランティアスタッフをマネジメントして『子育て万博』を主催。

・2021年~2024年 パリコレクションのキッズ部門を日本に誘致して開催された『Japan Kids Fashion Week』において、全体計画及びキッズモデル・ボランティアスタッフのマネジメントを担当。

・経済産業省の事業再構築事業として人材分析システムCrewDocks®︎を開発。企業研修など精力的に活動中。