学級をマネージメントする。


コントロールすること

マネージメントすることは違う。

 

 

学校の先生は、

子どもたちをコントロールしがちだ。

 

 

子どもが自分の思い通りに動かないとイライラする。

大きな声を出して叱る。

 

 

まあ、どちらが大人なのかわからない。

そんな幼い先生が多いこと、残念に思う。

 

 

僕はあまり自分の教室にエネルギーをかけられない先生だった。

校内で起こるあらゆる生徒指導上の問題に関わってきた。

 

 

校内では常にどこかのクラスで事件が起きている。

力のない先生も多いから支援が必要である。

 

 

すると、必然的に僕は自分の教室にいないことが多かった。

だから、いつも「先生がいなくても大丈夫なクラス」を目指してきた。

 

 

子どもたちも僕の立場がわかっているから、よくよく考えて動いていたと思う。

 

 

学年の中で「手のかかる生徒」を受け持つことが多かったのだけれど、あまり僕の学級で問題が起きなかった。

それは、僕の生徒指導の手腕が優れていたからではない。

 

 

子どもたちが状況を理解し、自ら考え動いた結果だと思う。

 

 

子どもたちというのは、管理しようとすると、枠から飛び出そうとする。

反抗期なんてものは、大人が反抗すべき存在だから起こるのだ。

 

 

簡単に言えば、ウザい存在だから反抗する。

信じて手放せば、彼らはそれに応えてくれる存在である。

 

 

先生はすぐにコントロールしようとする。

自分の意のままに動くことを、「指導力がある」と勘違いしている。

 

 

大切なことはマネージメントである。

先生が不在でも組織が自走するように動かすことである。

 

 

僕など必要ないクラスを理想としてきた。

 

 

それは中間管理職のようなリトルティーチャーを育てることではない。

リトルティーチャーを育てている先生は多い。

だが、それはどこまで行ってもコントロールである。

 

 

学校教育が優秀な従業員を育てる社会システムと捉えるならば、リトルティーチャーを育てることも悪くない。

 

 

だが、もしもあなたが教育者を自認するならば、ぜひマネージメントしてほしい。

それぞれの個性が発揮され、集団として自走するような仕組みを作ってほしい。

 

 

まず、信じることだ。

信じられていることほど、重たいことはない。 

 

 

くればやし ひろあき

人間関係研究家 社会起業家

公立中学校の先生を16年間勤めて独立。その経験を生かしたリレーションシップ講座を全国で開催。関係性を整えることで子どもの能力を最大限に引き出す方法を伝えている。
北は北海道から南は沖縄まで、精力的に講演活動を行うほか、STR(素質適応理論)を用いた個人セッションが人気で現在2ヶ月待ちである。

また、「幸せなお母さんが増えることが幸せな子どもたちにつながる」と考え、お母さんのための学び場『precious life college』を妻とともに主宰。現在は4期目。

子どもの自殺を問題視し、2016年にはクラウドファンディングを成功させ県内8会場映画上映ツアーを敢行。2017年より刈谷市の自殺対策計画策定委員を務める。2017年には児童虐待に着目し、「子育て万博2018inあいち」を主催、「子どもとつながるしつもんカレンダー」をリリースするなど、社会起業家としても活躍している。

3児の父でもある。