そうだ!学校をつくろう!

不登校の問題を解決する

不登校の問題を解決する。

「学校に行かなければならない」という考えに縛られるから、「学校に行かないこと」が問題になる。

行きたければ行けばいい。

行きたくなければ行かなくていい。

そのぐらいでいいじゃないか。

 

僕はそんなことを考えている。

だから、我が家の子どもたちはけっこう学校を欠席する。

別にそれでいい。

考え方を変えるだけで、問題は問題ではなくなるのだ。

 

不登校が問題なのは、「学校に行かなければならない」って考えるからで。

その考えを手放せば、問題は問題じゃなくなる。

 

学び方を選べない。

学校を選べない。

学級担任を選べない。

 

だから、嫌で嫌で仕方がなくても、そこに通うしか選択肢がない。

問題点はそこだと思うんだよね。

いろんな選択肢を作って、それぞれがそれぞれに合った学び方で学ぶ。

それでいいじゃないかって思う。

 

学校に行かないことが問題なんじゃない。

学ばないことが問題なのだ。

 

まあ、そういう意味では、学校に行ってても、ず〜っと受け身でな〜んもしてなきゃ、それも問題じゃね〜か?とも思う。

問題なんてものは、問題だと思うから問題になる。

 

そういうものなのさ。

 

そうだ!学校をつくろう!

だから、学校を作りたい。

入学金だとか、入会金だとかを設定せず。

学校に行きたいときは行けばいいし、行きたくないときはウチへ来ればいい。

そのぐらいのゆるい感じで。

 

「学校に行かない」という選択を応援する。

そんな学校が作れたらいいなって思う。

 

「学校に行く」のも「学校に行かない」のも、選ぶのはこの子。

そんなのがいいと思うんだな。

 

 

義務教育という言葉がある。

親は子どもに教育を受けさせる義務がある。

でも、これは学校に行かせる義務じゃない。

教育を受けさせる義務だ。

 

たとえば、日本には家業のお手伝いや弟妹の子守りで学校に行かせてもらえない時代があった。

「それでは、いけない。

 ちゃんと教育を受けさせてあげよう」ってこと。

 

既存の学校じゃなくたって、学べるところはいっぱいある。

サドベリースクールでも、フリースクールでも、探せばいっぱい見つかる。

ホームスクーリングなんて方法もある。

 

ただ、やはり選択肢は圧倒的に少ない。

僕も一つの選択肢を作りたいなって思う。

 

 

ゴール設定を変えよう

世の中に万能なものなんてないから。

 

既存の学校だって同じさ。

学校には学校の限界があって、この価値観多様化時代には、すべてのニーズを満たすのは難しいんだな。

 

だからね、まずゴール設定を変えよう。

子どもが学校に行くことを渋るようになった。

学校に行かなくなった。

 

そんなとき、学校に行くことをゴールにするとうまく行かなくなるのだ。

すべては、この子の選択なのだから。

学校に行けないんじゃない。

学校に行かないのだ

 

学校が悪いとか、先生が悪いとか、友達が悪いとか、じゃない。

あなたのしつけが悪いわけでも、この子自身が悪いわけでもない。

犯人を探す思考が、物事を難しくしてしまう。

 

シンプルに。

シンプルに。

 

「学校に行かない」という選択をしているだけ。

その選択を拒否すればするほど、つながりは途切れていくことになる。

 

 

「学校が嫌だ!行きたくない!」

親は「行きなさい」と言う。

だんだん関係がこじれてくる。

そんな家庭をたくさん見てきたの。

 

 

それはもう、なんて言うのかな。

好きでもない男子のこと、好きになれって言ってるようなものなのだよ。

 

好きでもない男性がいる。

顔も見たくないような男性がいる。

それなのに、それなのに、親は言う。

「この人と付き合いなさい!」

 

ガーン!

嫌だよね。

関係がこじれるよね。

 

つまりはそういうことなのさ。

 

 

万能なものなんてないから、選択肢を増やすのさ

昨日、スクールカウンセラーの話を書いた。

別にスクールカウンセラーを批判しているわけじゃないよ。

 

ただ、心療内科などの外部機関の専門家と違い、どうしたって「学校に行くこと」がゴール設定になってしまう。

どうしたって学校側に立ってしまうでしょ。

適応教室の相談員なんてのも同じだよね。

 

 

ゴールがどうしても「学校に行かせること」になっちゃうわけ。

これはもう仕方のないこと。

 

 

逆にだよ、逆に。

僕はその子がどうしたいかを大事にしてきた。

目の前の子どもの選択を全力で応援してきた。

「学校に行かない」という選択を応援してきたのだ。

 

すると、どうなるか。

 

学校にどうしても行かせたい親から見ると、やる気のない先生に見えるのだ。

引きずってでも連れていってくれる先生が素晴らしく見える親もいるのだ。

 

 

つまりは、何が言いたいか。

この価値観多様化時代には正解が一つじゃないってこと。

一つじゃないってことは、万能なものはないってこと。

 

だから、選択肢を増やすのさ。

「学校に行く」という選択。

「学校に行かない」という選択。

 

どちらの選択でも輝ける、そんな社会がいいと思わない?

 

子育てに迷ったときに出会いたい100の言葉

いろんな選択肢をもつことが、子育てを軽くする。

 

くればやし ひろあき

・株式会社ミナクル組織研究所 代表取締役

・フォロワー10万人の教育系TikTokクリエイター「くれちゃん先生」として人間関係や教育についての動画を配信

・1978年、愛知県生まれ。16年間公立中学校の教員として3,000人以上の子どもたちを指導。名古屋市内で最も荒れた中学校で生徒指導の責任者を務め、その後、文部科学省から上海に派遣され、当時世界最大の日本人学校であった上海日本人学校の生徒指導部長を務める。

・2018年~2019年 100人のボランティアスタッフをマネジメントして『子育て万博』を主催。

・2021年~2024年 パリコレクションのキッズ部門を日本に誘致して開催された『Japan Kids Fashion Week』において、全体計画及びキッズモデル・ボランティアスタッフのマネジメントを担当。

・経済産業省の事業再構築事業として人材分析システムCrewDocks®︎を開発。企業研修など精力的に活動中。