【愛知開催】人は人を幸せにするために生まれてきた
平成29年4月2日(日)豊田市福祉センター
「人は人を幸せにするために生まれてきた」というテーマをいただき、講演をしてきました。
「どんな講演をしようかな?」と思ったとき、心に浮かんできた言葉があります。
それは
「人を幸せにしようとしてはいけない」
ということです。
エゴが邪魔をする
今朝の投稿が699号。
毎日毎日、ブログを書きメールマガジンを配信してきました。
おもしろいもので、このブログはスタートの段階では先生向けに書いていました。
そのころはほとんど読まれることのないサイトでした。
言ってみれば、僕はエゴで書いていました。
学校を変えてやろう!
先生を変えてやろう!
そんな気持ちが存在しました。
そうやってエゴで書いているうちは、だれにも届かないんですね。
ところがです。
ある日、見知らぬお母さんからメッセージが届きます。
「先生みたいな先生が担任だったら、うちの子はもっと楽しく学校に通うことができたかもしれません」
気がつくと、子育ての悩みがメッセージで送られてくるようになりました。
感謝のメッセージが届くようになりました。
僕は意識して、お母さんを救おうとは思っていなかった。
でも、僕が書くことを通して、だれかを幸せにしている。
そんなこともあるのだな、と思いました。
それからはエゴなく、私心なく、下心なく。
このブログを読んだ方がたった一人でいいんです。
希望が湧いてきたり、生きる活力が湧いてきたり。
それだけでいいと思って、書き綴っております。
思えば、子どもたちと過ごした日々もそうでした。
子どもたちの生活ノートを大量のメッセージで埋め尽くしたり、浮かない子を見つければ声をかけたり。
「この子を幸せにしよう」なんて思いはどこにもなく、ただ僕がそうしたかっただけ。
でも、それは子どもたちの心に深く深く残っている出来事だったのです。
エゴなく、ただ貢献する。
ただそれだけで、人は自分で幸せを見つけていく。
そういうものだと思うのです。
「あなたのためを思って言っているの」
私たちは、「違い」にフォーカスをしがちです。
この「脳」には、異物を検索するシステムが組み込まれているからです。
それから、「欠点」にフォーカスしがちです。
それも同じことですね。
ついつい私たちは、「欠点」や「違い」にフォーカスし、それを正そうとしてしまいます。
「あなたは間違っている!」
そうやって相手をジャッジし、批判したくなります。
異なるものを正したくなります。
自分の価値観を押しつけます。
正義を振りかざしたくなります。
「あなたのために言っているのよ」
なんて言ってみたり。
でも本当はそれ、自分のためでしょ?
そう!
だから、人を幸せにしようだなんて考えるのはエゴなのね。
人間はだれもが、今世でクリアすべき課題をもって生まれてきてる。
自分で幸せになる力をもってるんだよ。
そのことが信じられたら、人間関係ってもっと心地よくなるのにな。
人は人を幸せにするために生まれてきた
自分のグラスを満たさぬまま、だれかのグラスを満たそうとする。
だから、苦しくなるんだよね。
「会社のため」
「家族のため」
「子どものため」
そうやって、いつもいつも「だれか」のために生きてない?
がんばりすぎてない?
でもね、まず満たすのは自分なの。
自分の内側をしっかり満たすの。
人間は、ちゃんと自分で幸せになる力があるから。
だれかを満たそうとなんてしなくていいんだよ。
あなたはあなた。
この子はこの子。
みんな違ってみんないい。
それでいいじゃない?って思うわけです。
3つのコツ
講演会では、最後に人を幸せにしようとしないで、人を幸せにしてしまう3つのコツをご紹介しました。
「してもらっていることにフォーカスする」
「貢献する」
「自分を変える」
いつだって、まず感謝です。
人は、自分が「してあげたこと」にフォーカスしがちです。
でもね、「してもらったこと」にフォーカスしてみてください。
そしたらもう、すべては「感謝」の種なのです。
そして、私心なく下心なく、ただただ貢献をすること。
見返りなんて求めないで、ただできることを精一杯やること。
そして、変えられるのは自分だけだから、しなやかに変わること。
だれかを変えようとするのではなく、自分を変えていく。
行動でもいい。
考え方でもいい。
ものの見方でもいい。
変えるのなんて、どこでもいいんです。
そうやって生きてきたら、勝手に周囲の人が幸せになってきたの。
だから、「人を幸せにしようとしない」が結論。
勝手に幸せになってくんだから。
たぶん、それはあなたが放つ波動がキラキラしているからなの。
ハッピーに生きるためのしつもん
幸せそうに生きている人の共通点は何ですか?