子育てを難しくしているのは何だろね?
人間くらいだろうな…と思うこと。
子育てコーチングやら、子育て講座やら、育児書やら、いろいろあるじゃない?
こんなに熱心に「子育て」を学ぶのも、人間くらいだよね。
思うんだけど、子育てって学ばなきゃいけないものなのだろうか。
あのね、あらゆる動物は本能で子育てしてると思うの。
知らんよ、実際は。
動物学者じゃないし。
でも、たぶんそうだよね。
動物は本能で子育てしてると思うの。
人間だって同じだよね。
赤ちゃんだったころ、心から「この子を守りたい」と思った。
他の赤ちゃんとなんて比べる必要はなかった。
ただただ愛おしい存在だった。
それで、よくないかい?
ところが、だよ。
だんだん大きくなるにつれて、頭でっかちになるんだ。
「あれもさせなきゃ」
「これもさせなきゃ」
「これでいいの?」
「あれでいいの?」
「うちの子、大丈夫?」
「あの子よりも劣っていない?」
だんだん正解を探そうとし出す。
心ではなく思考で子育てを始める。
「◯◯は何歳まではダメ」とか。
「◯◯が子どもにはいいらしい」とか。
「どこどこの研究では…」とか。
めんどくさいなぁ…と思う。
なんとかして子どもに勉強させようとする親を見かける。
あの手この手を使うんだけど、そうやって子どもとの関係をこじらせていく家庭も少なくない。
よくがんばってるなぁ…と感心するんだけどね。
でもさ、そんなこと、子どもたちは望んでるのかな?
親はなくとも子は育つ
これまで、いろんな子どもを見てきた。
ある意味、子育ての終盤戦である「思春期の中学生」ばかりを見てきた。
いつも感じていたことなんだけど。
あったかいご飯食べさせときゃ、育つぞ!
マジで。
この前もね、親子の関係がこじれて、ぶつかって、不登校になったって子がいてね、相談されたの。
アドバイスを求められたから、伝えたの。
「もうちょっと、ほっといたら?」
で、ほっておいたら、半年後、学校に通いだしたらしい。
エネルギーのかけどころを間違えていたのかもしれませんね。。
こんなお母さんもいたな。
「叱らない子育てと言われるけど、叱らなかったら苦しいんです」って。
僕「えっ⁉︎じゃあ、叱ればいいじゃん?」
お母さん「でも叱ると、また叱っちゃったって自己嫌悪になるんです」
僕「えっ⁉︎ なればいいじゃん…」
「こうでなければならない」は子育ての世界にも存在する。
それに縛られるから、子育てが難しくなる。
子どもにイライラしてくる。
あったかい家庭をつくるだけでいい
学校に行かない子なんて、たくさんいたよ。
タバコ吸っちゃう子も、バイクに乗っちゃう子もいた。
ご飯もまともに食べないで、スナック菓子ばかり食べてる子もいた。
でもね、ちゃんと成長していくのよ。
ホントに。
親子の関係。
つまりはつながりですよ。
つながっていれば、ホントに大丈夫だから。
その子のペースで大人になっていくの。
子どもは勝手に育つからね。
あったかいご飯を用意して、あったかい布団を用意して、よくよく話を聴いてあげる。
「子どもをどう育てるか」
そんなことに一生懸命になるよりもね、
「あたたかい家庭をどう育てるか」
に一生懸命になるといい。
それだけでいいんだ。
これ、名言じゃない?
子育てに迷ったときに出逢いたい100のしつもん
この子が生まれたとき、どんなことを感じましたか?