学校に行きたくない子の気持ち
「私はただ学校か嫌なの。
理由なんてない。
ただ行きたくないの。
ただただ行きたくないの」
そう涙をためて話す子がいた。
「でも、それを伝えるたび
お母さんは
何かあったの?
何が辛いの?
学校には行った方が
いいのよって言うの。
それが何より辛いのに」
ゆっくり涙が頬をつたう。
「私は私の叫びを
聞いてもらいたいの。
ただ、
受け止めてほしいの。
でも、
聞いてくれない。
聞いてくれるフリをしてるけど、
ホントは聞いてないの」
僕はただうなづく。
ただ耳を傾ける。
「私はただ、
苦しい気持ちを
わかってほしいだけなのに」
だれも悪くない。
この子は悪くない。
お母さんだって悪くない。
だから苦しいのだ。
「こうでなければならない」を
手放せたらいいのにな。
それさえ手放せたら、
きっと寄り添いあえるのにな。
嫌なものは嫌。
理由なんてない。
そんなこともあるのかもしれない。
大人はついつい
理由を尋ねて、
それを解決しようとするけれど。
本当を受け止めてほしいだけなのかもしれません。
子育てに迷ったときに出逢いたい100の言葉
子どもの気持ちを受け止めるために心がけることは何ですか?