講義型授業を手放す

講義型授業を手放す

その教え方、もう古いです。

 

僕らが学んできた多くの授業は『講義型』の授業でした。

 

大昔から続く、とってもクラシックなやり方です。
前に『先生』が立ち、教科書を用い、黒板に板書して講義を聞く授業です。

何百年も変わらず、『講義型』の授業を続けてきました。

 

今や、手のひらの上のスマホで、買い物できて、映画も観れて、世界中につながれる時代です。

それなのに、未だに江戸時代と同じシステムで学んでいるのです。

 

それって、すごいことですよね。

 

 

講義型授業が時代に合わなくなってきた。

 

学年が上がるにつれ、教えることも多岐に渡るようになります。
これまでの積み残しもあり、子どもたちの理解度にも差があります。

 

加えて、ゲームやネットなど子どもたちは刺激の多い生活を送っています。

『講義型』の授業ほど、退屈なものはありません。

 

ただ、聞いているだけ。
ただ、ノートを写すだけ。

 

あの手この手で興味を引き出します。
「ほら、ここがテストに出るよ」
「ここ、◯◯高校の入試にも出題されたよ」

もはや脅しです。

もう限界に来ている教室がたくさんあるでしょう。

 

 

『講義型』を手放して『ハッピーな先生』になる。

 

汗をかきつつ、必死になって説明している先生がいます。

「ちゃんと聞きなさい!」と声を張り上げて叱ります。

 

子どもたちは、渋々そんな先生にお付き合いしてくれます。
子どもたちが「聞いてあげている」

 

そんな教室は、「ハッピーな教室」ではありませんよね。

 

 

『全部教える』のではなく、『全部学ばせる』

 

『全部教えたか』という教師中心の考え方。

 

『全部学べたか』は児童生徒中心の考え方。

 

学ばせるにはどうしたらよいか。

 

そんなことを考えながら、授業作りをされてみてはいかがでしょうか。

 

 

ハッピーな先生になるためのステップ

 

 「教えること」を手放し、

 「学ばせること」を考える。

 

くればやし ひろあき

・株式会社ミナクル組織研究所 代表取締役

・フォロワー10万人の教育系TikTokクリエイター「くれちゃん先生」として人間関係や教育についての動画を配信

・1978年、愛知県生まれ。16年間公立中学校の教員として3,000人以上の子どもたちを指導。名古屋市内で最も荒れた中学校で生徒指導の責任者を務め、その後、文部科学省から上海に派遣され、当時世界最大の日本人学校であった上海日本人学校の生徒指導部長を務める。

・2018年~2019年 100人のボランティアスタッフをマネジメントして『子育て万博』を主催。

・2021年~2024年 パリコレクションのキッズ部門を日本に誘致して開催された『Japan Kids Fashion Week』において、全体計画及びキッズモデル・ボランティアスタッフのマネジメントを担当。

・経済産業省の事業再構築事業として人材分析システムCrewDocks®︎を開発。企業研修など精力的に活動中。