「教える」から「学ばせる」へ

「教える」から「学ばせる」へ

全部教えようとすると、苦しくなる

毎日、授業の準備に追われていました。

何を教えるのか。

どう教えるのか。


準備に何時間もかけて臨んだはずが、うまくいかない。

雑談で間をもたせていました。

あのころの『僕』の授業は、いつも迷走を続けていました。

 

「あれも教えなければならない」

「これも教えなければならない」

 

授業準備に追われる毎日でした。

 

「おもしろい先生」とは言われるけれど、「おもしろい授業」とは言われない日々。

キャラクターでごまかしている、そんな先生でした。

 

とにかく教えることに追われていました。

説明ばかりしていました。

一生懸命教科書教えていました。

 

教えなければならないことが多すぎる。

そんな風に感じてばかりいました。

 

全部教えようとしていたんです。

 

教えるんじゃなくて、学ばせるんだ

そんなとき、「1を知って10を知る」そんな授業をしなさいと教えられました。

 

全部を教えようとするから苦しくなります。

子どもたちが自身で学ぶ余白を残す

 

先生が教えるのは、『1』の部分。

『2』から『10』は子どもたちが学ぶ。

 

そのぐらいでちょうどいい。

「全部、教えなきゃ」というマインドを手放し、「全部、学ばせなきゃ」と考える。

すると、もっと授業が楽になります。

 

どうしたら子どもたちは学ぶだろうか?

そんな学びの場をクリエイトしてみると、授業は激変します。

気がつくと、授業はまったく負担ではなくなっていました。

 

ハッピーな先生になるためのステップ

 「教える」授業から「学ばせる」授業へ。『1』を教えて『10』を知る授業を考える。

 

くればやし ひろあき

・株式会社ミナクル組織研究所 代表取締役

・フォロワー10万人の教育系TikTokクリエイター「くれちゃん先生」として人間関係や教育についての動画を配信

・1978年、愛知県生まれ。16年間公立中学校の教員として3,000人以上の子どもたちを指導。名古屋市内で最も荒れた中学校で生徒指導の責任者を務め、その後、文部科学省から上海に派遣され、当時世界最大の日本人学校であった上海日本人学校の生徒指導部長を務める。

・2018年~2019年 100人のボランティアスタッフをマネジメントして『子育て万博』を主催。

・2021年~2024年 パリコレクションのキッズ部門を日本に誘致して開催された『Japan Kids Fashion Week』において、全体計画及びキッズモデル・ボランティアスタッフのマネジメントを担当。

・経済産業省の事業再構築事業として人材分析システムCrewDocks®︎を開発。企業研修など精力的に活動中。