「教える」から「学ばせる」へ
全部教えようとすると、苦しくなる
毎日、授業の準備に追われていました。
何を教えるのか。
どう教えるのか。
準備に何時間もかけて臨んだはずが、うまくいかない。
雑談で間をもたせていました。
あのころの『僕』の授業は、いつも迷走を続けていました。
「あれも教えなければならない」
「これも教えなければならない」
授業準備に追われる毎日でした。
「おもしろい先生」とは言われるけれど、「おもしろい授業」とは言われない日々。
キャラクターでごまかしている、そんな先生でした。
とにかく教えることに追われていました。
説明ばかりしていました。
一生懸命教科書を教えていました。
教えなければならないことが多すぎる。
そんな風に感じてばかりいました。
全部教えようとしていたんです。
教えるんじゃなくて、学ばせるんだ
そんなとき、「1を知って10を知る」そんな授業をしなさいと教えられました。
全部を教えようとするから苦しくなります。
子どもたちが自身で学ぶ余白を残す。
先生が教えるのは、『1』の部分。
『2』から『10』は子どもたちが学ぶ。
そのぐらいでちょうどいい。
「全部、教えなきゃ」というマインドを手放し、「全部、学ばせなきゃ」と考える。
すると、もっと授業が楽になります。
どうしたら子どもたちは学ぶだろうか?
そんな学びの場をクリエイトしてみると、授業は激変します。
気がつくと、授業はまったく負担ではなくなっていました。
ハッピーな先生になるためのステップ
「教える」授業から「学ばせる」授業へ。『1』を教えて『10』を知る授業を考える。