教育者は一歩先の時代を読もう。
いい高校を出て、
いい大学を出て、
いい会社に入れば幸せ。
そういう時代は、
もうとうの昔に終了している。
経済が右肩上がり。
人口も増えていく時代の成功モデルは、
もう、とっくに崩壊している。
テンプレートに乗っかって、
誰かのコピー&ペーストを目指す人生。
そういう生き方はもう旧式。
学習塾にお金をかけ、
互いに競い合う人生。
そういうことが「しんどいな」って気づき始めた子から、
ドロップアウトを始めている。
案外「不登校」ってのは健全かもしれないぜって思う。
世界はすでに次のターンに入っているのだ。
副業を認める企業が増えてきている。
理由は2つある。
イノベーションは別の価値観に触れることで生まれる。
これまでは社内異動で、そいつがまかなわれてきた。
だが、社内だけではイノベーションが起こりにくい。
そんな気づきがあったようだ。
今ひとつは、会社は社員の一生を面倒見る時代ではないということ。
人間が労働できる寿命が、会社の寿命を超えてしまった現在。
人間の「使用期限」よりも先に「会社」や「職業」が寿命を迎えてしまうわけだ。
今後、労働人口の半分は人工知能やロボットに代替えされるという予想もある。
だが、悲観することもない。
誰もが発信者になれる時代である。
一部の有名人しか発信できなかった媒体を、今や誰だって持つことができるのだ。
ブログ。SNS、YOUTUBE。
だれもが一夜にして発信者になれるのだ。
世界のルールは完全に変わった。
このルールの変化に、教育者こそが気づくべきである。
「LINEは良くないからやめましょう」みたいな指導をしている場合じゃないのだ。
この発信媒体を使って、効果的な情報発信を教える方が先なのだ。
YOUTUBERになりたい子どもに、「現実を見なさい」とか行ってる場合じゃないのだ。
YOUTUBEチャンネルの作り方、動画コンテンツの作り方、そして再生回数の上げ方。
それらを教えられて初めて、「先生すげ〜!」ってなるのだ。
国語の作文の書き方を教えられる能力よりも、SEOを考えて検索エンジンに選ばれる文章の書き方を教えられる国語の先生が求められる時代になりつつあるってことなのだ。
子どもたちは、時に驚くようなことを質問してくる。
プロの教師はあらゆることに答えられてこそ信頼される。
だから、かなりハードルが高い。
いずれはこの手の「質問」があなたの元にもやってくるだろう。
「先生、YOUTUBEの再生回数を上げたいんですが…」とかね。
そういう意味では40代50代の方がヤバいよねって思う。
子どもの方が進化が早いから。
もっと学ばなきゃねって思う。
ちなみに、ブログとかインスタとかSNSの質問をしてくる子どもがいると、水を得た魚のように答えていた。
そりゃそうだ。
たぶん日本で一番そういうことに詳しい国語の先生だったからね。
ハッピーな先生になるためのしつもん
先生としてどんな情報発信から始めてみますか。